
ギャオスの頭部は私にとって新しい構造の創作であった。しかるにこれを構造としてとらえた場合、あっさりと三角錐を加工したものと結論される。わざわざそれを証明するため作業。
@一辺の中央に点を定め、その点を中心に等角(この場合45度)で4つ折りの線を付ける。
A別な角度から見た@と同じもの。
Bの状態にしてクリップで仮どめする。
Cギャオスの頭部のイメージを描き加える。
Dいったん紙を開いてイメージに合わせて紙を切り、頭頂部で貼り合わせる。
E首を背反らし折りの要領で曲げる。首の一番下の部分を立つような角度に切って立たせる。
単純化してみると底辺を上にした三角錐に切り込みを入れて何かに見えるようにしただけのこと。
この三角錐に別の形を切り込めば、あるいは別な折り方を組み込めば別な何かを生み出せる。この方法、一応「三角錐からの造形」(英訳するとmodeling from triangular pyramid)と呼んでおく。そのうちどっかで使うはずである。

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