
2011.05・15デザインフェスタのパンフレットを見ていたら思いついて立体化してみる。
勝手に人の作品に手を加えて申し訳ないので、本作品は作者へのプレゼントととして贈ることとする。

使った技法は円錐造り、紙を丸めて円錐を作る際に主題を紛れ込ませて作品を作ることからこの技法名を命名。
解説用に作品を作り、まず切りの作業を終える。

切りおえたところで縮め折り(縮めるための折り方)のために円弧に段折りを施す。折り線はもちろん円弧の中心線から延びる直線である。縮め折りは前方の33というメダルの左右、後方のジッパーのつまみの外側、左右一か所づつの計4か所にいれる。これは縮め折りによって足と足の距離が代わってしまうための形の変化を目立たせないための工夫である。

虫の足元の余分な紙を内側に折り曲げて円弧折りとする。この場合、外周は頂点を上方とする円錐造り、内周は頂点を下方とする円弧折りということになる。

上の状態のままだと紙の弾性ですぐに型崩れを起こしてしまうから、裏側にひねり綴じを施して固定する。これは固定が済んだ状態。捻り綴じについては次回解説。
PS 上の作品は
益田由二さまの作品でした。(2011/06/25追記す)

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