
少女ネコ、ここからどんな物語を創造するかはあなた次第。
下記が二年間このブログを書きながらたどり着いた切り折り紙の全体像である。この文章に意義を見出すか否かもあなた次第。私はといえばもちろん意義を感じる方である。
○ 切り折り紙とは一枚の紙を切って折って作品を作ること、または作られた作品のことである。
〇 切り折り紙は、一枚の紙を分割して得られる、フレーム(基本構造を形作る面と折り線の組み合わせ)と、フレームに束縛されずに自由に加工することが可能な面とによって構成される。後者の存在により、切り折り紙は折り紙では得られがたい設計の自由度と容易さを持っている。
○切り折り紙は折り紙的な制約の中での表現の可能性と、絵画的な表現の可能性という二つの面をもつペーパークラフトである。よってその発展のためには2つの可能性が考えられる。
一つは折り紙的なフレームを考案、応用する方向性である。この分野については折り紙系の方たちが膨大な技術を持っているはずである。この方たちが参入すれば面白い発展があるものと予想する。
もう一つは絵画的表現を持ち込む道である。面に対する加工技術は切る技術とデザインする技術に大別される。後者はほとんど絵の才能である。絵のうまい人間が切り折り紙界に参入すれば即座に恐ろしい力量を発揮するはずである。
PS 私の作った作品のフレームに絵の才能がある人間が新たなデザインを盛り込んで作ったらどうなるか、見てみたい一方で見たくないものでもある。だって抜かれるの嫌なんだもん。

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