
主軸となる折り筋を縦にした場合、最も単純なのは真ん中の天使のタイプ。要するに紙を二つに折ったものを縦に置いただけ。底辺をスカートに見立てると女性や天使の姿に応用できる。他にも技はあるのだがそのうちに紹介する。
これの応用として屏風のように折りを加えたのが「M字開脚」(左側)。動物の他に悪魔などにも応用可能。欠点は股関節部の強度が不足して、足元が定まらないこと。
これに対して主軸となる折り筋を二つに割って開くのが「内股開き」の技法。命名由来は次回に回すとして2007/05/06のドキンちゃんとバイキンマンはこの技法で作っている。応用の幅が広い上、足元の強度が高いのが大きな利点。
技法によって作品の世界観が変わってくるのが切り折り紙の面白いところ。でもそれを説明するのは困難。仕方ないのである、半分は私の思いこみの世界なのだから。
PS このたび産経新聞の専門家ブログに切り折り紙について書かせてもらえることになりました。近日始めますので、そちらもお楽しみ下さい。

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