2005/11/6
先日の仙台合同合宿において話し合い、HP上に「チョーク跡は掃除して帰ろう」、「ボルティング、チッピング禁止」の提言を掲載することとしました。これは仙台で開拓されているボルダラーのHPで掲載されているものと同じものです。
参考リンク⇒男の岩旅 登魂
この提言をご覧になった方の中には、もしかすると「なぜこんなことを提言するのか?」と感じる方もいるかもしれません。そこでなぜこのような提言をしているのかについて、私なりの考えを簡単に記していきたいと思います。
「チョーク跡は掃除して帰ろう」
我々クライマーは手が汗で滑るのを抑えるためによくチョーク(炭酸マグネシウム粉末)を用いています。チョーク自体は白い粉末なので、特に一つの課題に打ち込んだときなどにはホールドに白くチョークが付着することになります。クライマーにとっては、それはその課題に打ち込んだ証のようなものなのですが、それが全くクライミングをしない岩場の近くに住む地元の方から見ればどうでしょうか?観光地や民家、道路の近くの岩場などは意外と多いものです。得体のしれない白いもので岩を汚していると取られるかもしれません。その結果、その岩場で登ることができなくなるという可能性もありうるのです。
↓チョークが付けられたまま放置された課題を掃除する妻長老様

我々が行うクライミングという活動はもちろん岩場で行われますが、その土地は個人の持ち物であることが多くあります。また河原や海岸など特定の個人が持ち主でない場所が岩場であっても、エリアへのアプローチや車の駐車などで地元の方々の生活圏内に入り込んでいるのは疑いようのない事実です。我々はただ登らせてもらってるに過ぎません。チョーク跡に限らず、ゴミを出さない、駐車スペースは地元の方々の邪魔にならないところを選ぶ、トイレ(特に大)は岩場では避けるなど、その土地に住む方々のご迷惑にならないような配慮がクライマーには絶対必要であると考えます。
参考リンク「Upbringing」
では目に付かないところならいいのか?というとそうではなりません。クライマーの中にはひどいチョーク跡に対して嫌悪感を持つ方も少なくありません。元来フリークライミングとは「人工的なものを使わないで岩を登りきるスポーツ」です。しかし安全性の確保(ルートにおけるロープ、ハーネス、チョック類、カラビナ、ボルト、ボルダリングにおけるクラッシュパッド)や自らの能力を最大限に発揮する(クライミングシューズ、チョーク)ために上記のような人工物の利用を認めています。チョークとは「人工物」なのです。そしてそのような人工物を使用する際には、極力それらを岩場には残さない、という不文律が存在します。落とされることなく岩に残ったチョークはそれに反しているのです。
これに関連して、最近ホールドに対して目印をつける行為が特にボルダリングにおいて流行していますが、行き過ぎたマーキングが多く見受けられるようです。過剰なマーキングは岩を汚しているだけでなく、ホールドに色づけされた人口壁のクライミングを実際の岩に持ち込むことであり、行われたクライミングの価値を落とす行為であると私個人は思っています。
チョークを使わないクライマーはほとんどいないでしょうし、私自身もチョークをよく使っています。ただ自分たちが登った跡はできるだけ落としてますし、そうして欲しいと思っています。もちろん全てきれいに落とすことは困難ではありますが(落ちないからとワイヤーブラシなどでチョークを落とすことは、岩を傷つけることになりますの避けてください)、チョーク跡を落とすという行為は岩場に対して感謝の念を示すことであり、クライミングに対して真剣に取り組んでいることの証であると感じるのです。

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投稿者:inageman
初めてのコメントで恐縮です。
ビバ「ローインパクト」
私もローインパクトクライミングに一票。
投稿者:tao
はっしーありがとう。まずは自分たちで始めて、少しずつでも広めていきましょう〜(^−^)/
投稿者:tao
和尚さんぜひとも!早期の復活お待ちしております(^-^)/
投稿者:和尚
WEB更新頻度は高くないですがお役に立ちたい私デス。
最近全く登っていませんが…
投稿者:tao
兄ちゃん、俺さんありがとうございますm(_ _)m
いつまでもみんなが岩を登り続けることができるよう、みんなでエリアを守っていきましょう!
投稿者:俺
とりあえずWEB更新頻度の高い徳島=仙台同盟で先行して拡めていきましょう!
投稿者:兄
クライマーだけでなく観光客や地元の方々、全ての人が気持ちよく過ごせる環境を維持していくことが人としての努めではないかと思います。
徳島には誇れる自然が沢山あります!これからも頑張って守って行きましょう。