新聞、テレビのニュースで比内鶏と廃鶏のことが偽装事件で話題になっている。
廃鶏という呼称は今まで知らなかったが・・・
生きた鶏を自ら料理:捌くという時には、卵を産まなくなった養鶏をしめる・・・ということは、私が子供の頃は、私の近所では普通だったような記憶がある。
これは、住んでいる環境とか育った時の自分の周りの職業にも関係するから「普通」かどうかは、正しくはないと思うが。
私の亡き親爺は、隣の祖父の家(親爺の実家):本家が養鶏卵を出荷していた関係で、何かのお祝いの時に、卵を産まなくなった鶏をしめてきて、食べ物=ご馳走料理の肉にしてくれた。
私たち子供には絶対に見せないように、暗くて離れた場所でしめていた。
その後、捌いた肉で料理したその鶏料理はとても美味しかった。
炊き込み鶏ご飯とか皮焼きとかモモ焼きとか汁物とは丼物とか・・・いろいろ。
その影響で、私も鶏をしめて、捌いて、食材にすることができる。
調理もできる。
ここ数年、最近はやっていないが・・・
今から、随分前、湘南地区BS:高校生のベンチャースカウト数人が、生きた鶏を捌いて調理して食べてみたい〜教えてください・・・と相談、言ってきたことがある。
その時、私は千葉幕張メッセを設計・工事監理・・・千葉で仕事をしていた。
千葉の電話帳をおもむろに開き、調べた。
「生きた鶏が安く入手できるかを」
その頃は、インターネットはまだ一般的には普及していなかったから電話帳だったのだ。
電話帳で養鶏場・養卵の項目を探すと、
「千葉若雌農場?協会?」?だったか?(うろ覚え)というのがあった。
不思議な名前だった。・・・養鶏で「若いメス」の協会。
しかも、電話先の場所が千葉市役所のある所の目の前。
千葉の新都心で中高層ビルがある所だった。
早速、電話してみた。
「私は○○と言います。怪しい者では決してありません。ボーイスカウトの体験プログラムで生きた鶏を捌いて、料理したいのですが、生きている鶏はどうすれば、入手できるでしょうか、教えていただけませんか?」
すると、
「いつでもいいですよ。何羽ほしいですか。いつ必要ですか。」
という、明るい返答が即返ってきた。
私「・・・へッ〜っへ、生きたヤツなんですけど」
協会の方「そうですよ、生きていますよ。」
私、あまりのあっけなさにしばし無言。
「あの〜おいくら掛かるんでしょうか、高いと手がでないんですが」
協会の方「お金はいりません。タダです。0円です。」
「えっ・・・・・タダですか、ホントに」
「ホント」
そいう訳で、とりあえず、2羽お願いした。
土曜日の朝一番車で「千葉若雌農場?協会?」?だったか?(うろ覚え)の所に受け取りに行った。
そこは、普通のオフィスビルの3階にあり、普通のオフィスだった。
受付カウンターにいた若い女性に・・・
「おはようございます。私は○○と言います。怪しい者では決してありません。ボーイスカウトの体験プログラムで生きた鶏を捌いて、料理したいということで、生きている鶏を2羽お願いしておいたのですが・・・」
と、言って簡単な挨拶をした。
「あそこにあります。」簡単な返答だった。
そこの廊下の暗い所にダンボールが3つ置いてあった。
受付の女性の後ろの席にいた、年配の方が言った。
「1羽サービスしておいたぞ!頑張って食ってくれ!3羽だ!!」
「えっ・・・サービスですか」私、絶句。
タダ、0円。何羽でも0円!!
気を取り直し、
「ありがとうございます。しっかり料理して食います。」
私は、ダンボール3箱にそれぞれ1羽づつ入った鶏を抱え、車に戻った。
車の中でゴソゴソ動いていた。3つが・・・
車の中は、臭いも鶏の臭い〜が充満していた。
千葉から湘南藤沢鵠沼に向かった。
船橋千鳥町入口から湾岸首都高横浜新道を走った。
今、思うと、あの卵を産まなくなった鶏=私が貰った鶏が「廃鶏」という呼称だったのだろう。
卵を産まなくなった鶏は、タダ=0円だったのだ。
「千葉若雌農場?協会?」は養鶏卵業界の事務所だったと思う。
しかし、味はとても美味かった。香ばしかったし身の締りも良かった。
ローストチキン:丸焼きと炊き込みご飯とフライドチキンにして食ったぞ。
味にも量にも、満足。
何しろ、5人で3羽もあったからなあ〜。
子供の頃は、卵を産まなくなった鶏は肉:とてもご馳走な食材だった。
ちょっと前もタダで入手できた、ご馳走な食材だった。
21世紀の今は、食材偽装で不当利益の材料になっているとは何だ!!
残念でならない。
どうすれば、真っ当な社会になるのか・・・
*鶏しめ・さばき・調理関係の話ははまた後日にします。・・・
廃鶏という呼称は今まで知らなかったが・・・
生きた鶏を自ら料理:捌くという時には、卵を産まなくなった養鶏をしめる・・・ということは、私が子供の頃は、私の近所では普通だったような記憶がある。
これは、住んでいる環境とか育った時の自分の周りの職業にも関係するから「普通」かどうかは、正しくはないと思うが。
私の亡き親爺は、隣の祖父の家(親爺の実家):本家が養鶏卵を出荷していた関係で、何かのお祝いの時に、卵を産まなくなった鶏をしめてきて、食べ物=ご馳走料理の肉にしてくれた。
私たち子供には絶対に見せないように、暗くて離れた場所でしめていた。
その後、捌いた肉で料理したその鶏料理はとても美味しかった。
炊き込み鶏ご飯とか皮焼きとかモモ焼きとか汁物とは丼物とか・・・いろいろ。
その影響で、私も鶏をしめて、捌いて、食材にすることができる。
調理もできる。
ここ数年、最近はやっていないが・・・
今から、随分前、湘南地区BS:高校生のベンチャースカウト数人が、生きた鶏を捌いて調理して食べてみたい〜教えてください・・・と相談、言ってきたことがある。
その時、私は千葉幕張メッセを設計・工事監理・・・千葉で仕事をしていた。
千葉の電話帳をおもむろに開き、調べた。
「生きた鶏が安く入手できるかを」
その頃は、インターネットはまだ一般的には普及していなかったから電話帳だったのだ。
電話帳で養鶏場・養卵の項目を探すと、
「千葉若雌農場?協会?」?だったか?(うろ覚え)というのがあった。
不思議な名前だった。・・・養鶏で「若いメス」の協会。
しかも、電話先の場所が千葉市役所のある所の目の前。
千葉の新都心で中高層ビルがある所だった。
早速、電話してみた。
「私は○○と言います。怪しい者では決してありません。ボーイスカウトの体験プログラムで生きた鶏を捌いて、料理したいのですが、生きている鶏はどうすれば、入手できるでしょうか、教えていただけませんか?」
すると、
「いつでもいいですよ。何羽ほしいですか。いつ必要ですか。」
という、明るい返答が即返ってきた。
私「・・・へッ〜っへ、生きたヤツなんですけど」
協会の方「そうですよ、生きていますよ。」
私、あまりのあっけなさにしばし無言。
「あの〜おいくら掛かるんでしょうか、高いと手がでないんですが」
協会の方「お金はいりません。タダです。0円です。」
「えっ・・・・・タダですか、ホントに」
「ホント」
そいう訳で、とりあえず、2羽お願いした。
土曜日の朝一番車で「千葉若雌農場?協会?」?だったか?(うろ覚え)の所に受け取りに行った。
そこは、普通のオフィスビルの3階にあり、普通のオフィスだった。
受付カウンターにいた若い女性に・・・
「おはようございます。私は○○と言います。怪しい者では決してありません。ボーイスカウトの体験プログラムで生きた鶏を捌いて、料理したいということで、生きている鶏を2羽お願いしておいたのですが・・・」
と、言って簡単な挨拶をした。
「あそこにあります。」簡単な返答だった。
そこの廊下の暗い所にダンボールが3つ置いてあった。
受付の女性の後ろの席にいた、年配の方が言った。
「1羽サービスしておいたぞ!頑張って食ってくれ!3羽だ!!」
「えっ・・・サービスですか」私、絶句。
タダ、0円。何羽でも0円!!
気を取り直し、
「ありがとうございます。しっかり料理して食います。」
私は、ダンボール3箱にそれぞれ1羽づつ入った鶏を抱え、車に戻った。
車の中でゴソゴソ動いていた。3つが・・・
車の中は、臭いも鶏の臭い〜が充満していた。
千葉から湘南藤沢鵠沼に向かった。
船橋千鳥町入口から湾岸首都高横浜新道を走った。
今、思うと、あの卵を産まなくなった鶏=私が貰った鶏が「廃鶏」という呼称だったのだろう。
卵を産まなくなった鶏は、タダ=0円だったのだ。
「千葉若雌農場?協会?」は養鶏卵業界の事務所だったと思う。
しかし、味はとても美味かった。香ばしかったし身の締りも良かった。
ローストチキン:丸焼きと炊き込みご飯とフライドチキンにして食ったぞ。
味にも量にも、満足。
何しろ、5人で3羽もあったからなあ〜。
子供の頃は、卵を産まなくなった鶏は肉:とてもご馳走な食材だった。
ちょっと前もタダで入手できた、ご馳走な食材だった。
21世紀の今は、食材偽装で不当利益の材料になっているとは何だ!!
残念でならない。
どうすれば、真っ当な社会になるのか・・・
*鶏しめ・さばき・調理関係の話ははまた後日にします。・・・
投稿者:imorimasuda