本日、県西方面の仕事現場で長老に興味深い話を聞きました。
春のスミイカ
「スミイカは産卵して死ぬんじゃなくて、腹から出して産卵したら海上近くに浮いくる。浮上したところを海鳥に狙われて食いつかれ絶命することが多いから、産卵後死ぬと言われている。
生き延びたスミイカは次年も成長してデカクなっている。
そういう生き延びたデカイスミイカがたまに釣れる・・・
砂地が好みの春スミイカ、春の白ギス釣りにたまキス仕掛けに食ってきたキスに喰らい付いてくる。でもな、スミイカはキスみたいな魚よりシャコが一番の好物で、シャコテンヤで釣るんだよ。」
とのこと。
スミイカがシャコ好きなのは知識としては知っていましたが、産卵後のスミイカ話は知りませんでした。
産卵したら鮎・鮭のように死を迎えると言われているのを鵜呑みしていました。
生き延びるスミイカのことは、ホントなんでしょうか?
この話、初めて聞きました。
それと、コウイカとカミナリイカとスミイカはどう違うんでしょうか?
私は良くわからんのです。
調べてみようと思います。
■調べてみました。
bouzさんの所に説明がありました。
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/kouika/siriyakeika.html
↓以下、bouzさんの図鑑からの引用です。
●カミナリイカ 頭足綱コウイカ目コウイカ科
房総半島以南に生息。
主に春から初夏にかけて産卵で岸近くに回遊してきたものを漁獲する。産地は主に西日本であり、値段は安定しているが高くない。
また西日本での呼び名は「紋甲いか」であるが、これは輸入コウイカに使われ初めてから紛らわしいので、あえて使うべきではないと思う。
■味は抜群によい。しかも外套長20センチ前後もあり歩留りもよく、お買得。味はねっとりと甘く、旨味も強いが後味がほどよい。特筆すべきは天ぷらにした時の味である。身が厚いので中がジューシーで旨味が生に倍する。後味は甘く、すっきりと消えてくれる。どうしても天ぷら専門店のカウンターで楽しみたい。他にはフライパンでソテーしたり、湯引きしてもいい。
●コウイカ=すみいか 頭足綱コウイカ目コウイカ科
関東以西に棲息。
コウイカの中でももっとも高価なものである。関東の築地などでは「墨いか」と呼ばれ、四国香川県では先端から棘が出ているので「はりいか(針いか)」、また地方によっては「真いか」ともいう。旬はなんといっても冬から春。初夏になると味が落ちるように思える。またスルメイカは「麦いか」という子イカが夏の近いことを告げるが、コウイカの子供、「新いか」が市場に来ると秋が来たと思うものである。
釣り/東京湾では本種の釣りが盛んである。寒い時期にテンヤという2本の引っ掛け針がついた道具にシャコの餌をつけて釣る。手釣りというのもどこかプロを思わせる「通」の釣りである。当たり年と釣れない年があり、また腕の差が釣果にでるなどある程度月謝が必要な釣りだ。
■東京といえば江戸前、名物は寿司、天ぷらである。コノシロ(こはだ)に「新子」という初夏の風物詩があるが、コウイカにも秋に「新いか」という寿司通を唸らせるネタがある。一かんどり、すなわち1匹で1個の寿司ネタがとれるのが最上。軟らかく甘味旨味もほどよく、寿司飯との相性がことのほかよい。また江戸前天ぷらでもネタは「すみいか」すなわちコウイカのことを言う。衣と身の軟らかさ厚みがなんとも口中を幸せにする。細かく切ってかき揚げにもされる。
メモ/2003年4月末にはコウイカの入荷が少なくなってきた。
●アオリイカ 頭足綱ツツイカ目閉眼亜目ヤリイカ科
北海道南部以南。
本種は将来「しろいか」「あかいか」「くわいか」の3種に分かれると思われる。
市場で見る限り、〈西日本から夏に入荷が多く、大型で値段も高いのが「しろいか」〉、〈秋に入荷が多く東北などからくる値段の安いタイプが「あかいか」〉ではないかと思っている。「くわいか」に関してはいまだよくわからない。
主に鮮魚として入荷してくる。また本種を材料としたするめが五島列島や山陰などで作られている。これは美味ではあるが非常に高価なもの。
「ばしょういか」、「みずいか」などと呼ばれる。
釣り/関東では三浦半島や伊豆半島での船、防波堤でのアオリイカ釣りが盛ん。餌木と呼ばれる和製ルアーや生き餌で釣る。また近年、餌木に似せたルアーが市販されている。新しいルアー釣りのターゲットとしても人気が出ている。
■高級な寿司屋ではイカといえばアオリイカである。たしかに刺身にしてこれほど旨いイカはない。身は適度に弾力を持ちながらじんわり甘く、噛み締めるとうま〜い汁が浮き出してくる。天ぷらのネタとしても有名、そしてうまい。また釣り人は一夜干しをつくるがスルメイカで作るのとは違いほろっと柔らかい。
■イカの一生は、↓このHPの雑学オンラインマガジン:生物:イカの話にありました。
http://homepage3.nifty.com/aoh/index.htm
春のスミイカ
「スミイカは産卵して死ぬんじゃなくて、腹から出して産卵したら海上近くに浮いくる。浮上したところを海鳥に狙われて食いつかれ絶命することが多いから、産卵後死ぬと言われている。
生き延びたスミイカは次年も成長してデカクなっている。
そういう生き延びたデカイスミイカがたまに釣れる・・・
砂地が好みの春スミイカ、春の白ギス釣りにたまキス仕掛けに食ってきたキスに喰らい付いてくる。でもな、スミイカはキスみたいな魚よりシャコが一番の好物で、シャコテンヤで釣るんだよ。」
とのこと。
スミイカがシャコ好きなのは知識としては知っていましたが、産卵後のスミイカ話は知りませんでした。
産卵したら鮎・鮭のように死を迎えると言われているのを鵜呑みしていました。
生き延びるスミイカのことは、ホントなんでしょうか?
この話、初めて聞きました。
それと、コウイカとカミナリイカとスミイカはどう違うんでしょうか?
私は良くわからんのです。
調べてみようと思います。
■調べてみました。
bouzさんの所に説明がありました。
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/kouika/siriyakeika.html
↓以下、bouzさんの図鑑からの引用です。
●カミナリイカ 頭足綱コウイカ目コウイカ科
房総半島以南に生息。
主に春から初夏にかけて産卵で岸近くに回遊してきたものを漁獲する。産地は主に西日本であり、値段は安定しているが高くない。
また西日本での呼び名は「紋甲いか」であるが、これは輸入コウイカに使われ初めてから紛らわしいので、あえて使うべきではないと思う。
■味は抜群によい。しかも外套長20センチ前後もあり歩留りもよく、お買得。味はねっとりと甘く、旨味も強いが後味がほどよい。特筆すべきは天ぷらにした時の味である。身が厚いので中がジューシーで旨味が生に倍する。後味は甘く、すっきりと消えてくれる。どうしても天ぷら専門店のカウンターで楽しみたい。他にはフライパンでソテーしたり、湯引きしてもいい。
●コウイカ=すみいか 頭足綱コウイカ目コウイカ科
関東以西に棲息。
コウイカの中でももっとも高価なものである。関東の築地などでは「墨いか」と呼ばれ、四国香川県では先端から棘が出ているので「はりいか(針いか)」、また地方によっては「真いか」ともいう。旬はなんといっても冬から春。初夏になると味が落ちるように思える。またスルメイカは「麦いか」という子イカが夏の近いことを告げるが、コウイカの子供、「新いか」が市場に来ると秋が来たと思うものである。
釣り/東京湾では本種の釣りが盛んである。寒い時期にテンヤという2本の引っ掛け針がついた道具にシャコの餌をつけて釣る。手釣りというのもどこかプロを思わせる「通」の釣りである。当たり年と釣れない年があり、また腕の差が釣果にでるなどある程度月謝が必要な釣りだ。
■東京といえば江戸前、名物は寿司、天ぷらである。コノシロ(こはだ)に「新子」という初夏の風物詩があるが、コウイカにも秋に「新いか」という寿司通を唸らせるネタがある。一かんどり、すなわち1匹で1個の寿司ネタがとれるのが最上。軟らかく甘味旨味もほどよく、寿司飯との相性がことのほかよい。また江戸前天ぷらでもネタは「すみいか」すなわちコウイカのことを言う。衣と身の軟らかさ厚みがなんとも口中を幸せにする。細かく切ってかき揚げにもされる。
メモ/2003年4月末にはコウイカの入荷が少なくなってきた。
●アオリイカ 頭足綱ツツイカ目閉眼亜目ヤリイカ科
北海道南部以南。
本種は将来「しろいか」「あかいか」「くわいか」の3種に分かれると思われる。
市場で見る限り、〈西日本から夏に入荷が多く、大型で値段も高いのが「しろいか」〉、〈秋に入荷が多く東北などからくる値段の安いタイプが「あかいか」〉ではないかと思っている。「くわいか」に関してはいまだよくわからない。
主に鮮魚として入荷してくる。また本種を材料としたするめが五島列島や山陰などで作られている。これは美味ではあるが非常に高価なもの。
「ばしょういか」、「みずいか」などと呼ばれる。
釣り/関東では三浦半島や伊豆半島での船、防波堤でのアオリイカ釣りが盛ん。餌木と呼ばれる和製ルアーや生き餌で釣る。また近年、餌木に似せたルアーが市販されている。新しいルアー釣りのターゲットとしても人気が出ている。
■高級な寿司屋ではイカといえばアオリイカである。たしかに刺身にしてこれほど旨いイカはない。身は適度に弾力を持ちながらじんわり甘く、噛み締めるとうま〜い汁が浮き出してくる。天ぷらのネタとしても有名、そしてうまい。また釣り人は一夜干しをつくるがスルメイカで作るのとは違いほろっと柔らかい。
■イカの一生は、↓このHPの雑学オンラインマガジン:生物:イカの話にありました。
http://homepage3.nifty.com/aoh/index.htm
投稿者:imorimasuda