戸締り用心火の用心♪


衝撃的な芝居のお話は後にするとして・・・まずは海辺の一日のお話
今回初めて行ったイタリアン。この頃この辺りはイタリアンのお店が増殖中。
初めて行ったお店ですが予約の時に感じていた高感度そのままのお店でした。
丁度全員座るとお店が満杯(笑)なんと貸しきり状態にしていただけました。
おかげでしゃべりたい放題で煩い煩い!(オーナーシェフご夫妻ごめんなさい)
前菜のサザエのマリネが超美味!パスタは3種類の中からチョイスしました。
一陽ちゃんはゴルゴンゴーラのクリームパスタ!濃厚でめっちゃ美味しかった!
ポチがこの学校に入って初めてお世話になったクラスのママ達は本当に楽しい!
担任の先生(生徒達に絶大な大人気の女性)も交えて今回も盛り上がりました。
幹事のお役目も無事に終わり次回の幹事を決めてお開き。学校に向いました。
え、、、ハタシテオヤガイクヒツヨウガアルノダロウカ。と思いつつ(苦笑)
まずは校長先生のありがたいお話。
「子供達に勉強をしろと言わないで下さい。それは私達の教師の仕事です」
「子供達はそろそろ本腰を入れて勉強しなければならないのはわかっています」
「そんな時【勉強しなさい!】と言われると…ちぇっ!煩いなとしか思わないです」
いちいちごもっとも。。。ええ、言いませんとも。決して!!!
「哲学を学びたいが哲学じゃ食えないからやめろと親が言う事で相談に来た生徒がいました」
「実は私も哲学専攻です。大学院まで行ってしまいました。でも食えています。。。」
「子供達の向上心。興味の矛先を折るような事だけはしないで下さい」
はいはい、折ったりしません。ですから立派な宝塚のショー作家になって下さいな!
「学園祭では子供達は本当に学校の中心になって頑張ってくれました」
「それでもそこをあーすればよかったねと一応話したら・・・」
「わかりました。もう一度やりましょう!」と言うので。。。
「施設の余裕があれば全員もう一度高2でやろうと言いました」(そ、それは、、、)
「志望校の現時点でのアンケートをとったところ」
「根拠のない自信というか、、ええ、別に大きな野望を持つことはいいんですが」
「何人T大に受かるつもり!?MARCHは当然だって?そんなに世の中甘くない!」
ごもっとも。。。

で。。。解散となり、
夜は夜でママ友達と終電間際まで
飲み明かした不良な母一陽ちゃん。
卵焼きの中に角煮とチーズ入り!
ううう。多少二日酔い!?と思いつつ早番行きまして…夕方ポチと待ち合わせ。
早めの夕食を取り。。。その後開演間近になってハナゲン父がやってきました。
劇場に入ると、嫌がおうにもこれから始まる舞台の世界観を予感させてわくわく。
昨日は宙組東宝初日でした。おめでとうございます。一陽ちゃんのMY初日はもう少し先。
では何を観にいったかと言うと
。。。安部公房作、岡田利規演出「友達」

一人暮らし。婚約者あり。だからもうすぐ二人暮らしになる予定の青年のアパートの一室が舞台。一人で暮らすのに慣れていて不自由は感じていない。寂しいとも思っていない(少なくとも自覚症状ではそのつもり)。そこへ突然「一人暮らしはよくない。あなたに隣人愛を教えてあげる」と9人が部屋に無理やり押し入ってくる。祖父。父と母。子供6人(男女3人ずつ)。被害を訴えて警察を呼んでも暴力も振るわれた形跡もなし、ただの家族関係のもつれじゃないの?と取り合ってもらえない。一人暮らしの筈なのに突然大所帯になった部屋に美しい婚約者やその兄がやってくる。青年の話を聞くも不安が募るばかりやがて家族に丸め込まれて離れていく。最後は娘達に誘惑され逃亡をそそのかされ実行しようとしたとして犬小屋に押し込められた挙句殺される。めくるめく展開の連続(爆)突然見知らぬ妙な人々に「友達になってあげる」と言われたら
元々戯曲として安部公房が完璧とも言える形で仕上げた傑作中の傑作(1867年初演)。なので新進気鋭の岡田氏(1973年生まれ)をもってあまりごしゃごしゃいじってはいなかった。そうだろうなと思ってはいたけれど、一陽ちゃんは抑え目ながらも岡田さんらしさは十分に出ていた秀逸な演出だと思いました。役者は木花さん初め上手すぎだし…(こんな企画は二度とないかも。死ぬまでに観られてよかったとハナゲン父は感無量な表情。ポチも大いに刺激を受けた模様デシタ。)
主演は小林十市氏。いわずと知れたスイスはベジャール・バレー・ローザンヌで活躍したバレエダンサー。いきなり牛の着ぐるみで登場(部屋着?)。たまーに牛のまんまでクルクルと踊ってる。
抵抗もせずに部屋に招き入れた(実際は避けられない感じでするする入ってきちゃう)事でおまわりさんは可愛いセーラー服の3女の手を取り薄気味悪い笑いを浮かべ帰るのだけど「まぁまぁお茶もおだししませんで。。。」と木花さん。まぁ〜「宅配便です」と言われて玄関開けたらいきなり殺されちゃうのも怖いけどね。玄関開けたら入ってきちゃったのは世間。都会において一人ぽっちでいるように思っていても世間のしがらみだらけ。自分で殺しておいて二女は何度か繰り返して言う。「私達のことをただの世間と思えばこんなことにはならなかったのに。ならなかったのに…」
いや〜堪能しました。おなかいっぱい。。。
殺されちゃう前にしみじみと主人公の男性が言う。新聞読みたい。。。
でもその前に二女が差し出した毒入り牛乳で男は死んじゃう。。。。。
代わりに私が読んであげようとおとうさんがスポーツ新聞を取り出し読む。
「漢字読めない空気読めない首相麻生太郎氏についたあだ名はダブルKY」
「厚生労働省の元次官が相次いで死傷した事件の解明が必死に行なわれている」
「メタボなおなか周りが気になったらこのFDへ。電話番号は0120-○○○-○○○」
2008年初冬。混迷のニッポンを安部氏は予想していた違いない。
観劇の翌日。ハナゲン父は海外に飛びました!ご苦労様です。
ポチは明日は市民マラソンに出走予定。一陽ちゃんは荷物番らしい(勝手に決めるなぁ)
☆一陽からのお返事はコメント欄にて☆
BS・・・しかし月エリザって驚いたなぁ。もう。。。アサトートに誰ベート?
個人的には星でちえちゃんのトートが観たかったって感じもするけれど。。。。
次の月公演はチケット難民になる可能性大。誰かチケット回して下さい。私だけにぃ〜♪