終わり良ければ全てよし。
じゃぁ、終わりが最悪だったら。。。全ては台無し?
↓ 劇場近くの古いビルが取り壊されていました。空がポッカリ開いていました。
朝6時に起きて母の身支度を手伝ってアレ持ってコレ持って...
7時に約束していたのに少し遅れてくるというお嫁ちゃん。母はちょっとイライラ。
(ひょっとしたら7時に向こうの家を出るとあちらは思っていたのかも、それを確認しあっているのは母とお嫁ちゃんなのでよく分からない。でもお嫁ちゃんだから結局母は何にも言わなかった。)
数日前にお試しで借りている車椅子が軽くて使いやすい。
来月も借りるとなると100%実費になる。うらめしや>介護認定。
でもコレだけ楽ならやっぱり借りた方が良さそうだ。
酸素を身体に取り込むチューブを24時間点けたまま。
外出時には車椅子じゃないと移動は出来ない。
こんなんじゃ生きていたって仕方がないと言うけれど。。。
車椅子を使うのは私達が楽なんだからそういう風に思ってよ。
と話したら納得してくれた模様。。。その時はね。
その前日もそうなんだったのだけど、今やって欲しいことが今やって貰えない事に母がイラついているのを感じる。思い通りに動かない身体、自分の手足のように動いてはくれない周囲の人間。
しかし。。。夕方自分に襲い掛かる突風を一陽ちゃんはまだ知る由もなかった。。。
受付時間にはきっちり病院に着きあれこれやりながら昼前には全て終了。母が入院していた場所にお礼がしたいのだけど、多分受け取ってはくれないからどうしようと相談を受けた。うぅーんと知恵を絞って製菓教室で先生をやっている知人に頼んで作ってもらった焼き菓子。それを一昨日仕事の帰りに取りに行き今日病棟に届けたらあっさり受け取ってもらえた。よかちた。よかちた。
母とお嫁ちゃんを病院から送り出してのんびりと一陽ちゃんは劇場へ。
学校終わって即電車に飛び乗ったポチは結局昼を食べてないというのでお握り専門店で秋鮭いくらと明太子のお握りと鳥のから揚げとペットボトルのお茶を買って劇場入り。赤いシートがずらっと並ぶ館内に久しぶりだなぁと呟きながら席に着きました。11列目のほぼど真ん中。いい席だ!
お芝居は何てことのない、ほのぼのとしたラブストーリーでした。
自分以外の人に無償の愛を捧げる一人の少女が本当の愛を手に入れるまで・・・
小難しいことはなーんにもなくてただほんわかした気持ちにさせてもらえました。
途中歌の名手(と言っても雪組は今反則並みに歌が上手い人が揃っている)未来さんが歌う。
あなたは愛を惜しみなく与えていますか?
見返りを求める愛は結局むなしくなるだけです。
本当の愛は与えても減ることは決してないです。
不覚にも涙をポロリとこぼしてしまいました。
そうそう・・・
ポチはお芝居が始まって暫くしてから懐中電灯をもったお兄さんに誘導されてやってきました。
芝居が終わり休憩時間にお握りとから揚げを渡すと。
『から揚げも買ったってすぐ分かったよ。芝居の間中匂ってた』・・・え?
そしてショー。。。
華やかでエネルギッシュでいい構成でした。中村さんいいぢゃん!やりましたね!!!
いつもより少し短めだったせいもあるけれどあっという間に終わってしまった。
面白かったのはお芝居とショーがコラボしていて時々お互い関連のある話を織り交ぜていたこと。
某お土産ショップで悠河さんの舞台写真と新しいポスカをゲット。。。
したついでに公演土産の鏡を一つご購入。前から欲しいなと思っていた大きさだったの。
劇場を出て駅まで歩きながらショーの主題歌を口ずさむポチ。
『ミロワール♪ミロワール♪』(ミロワールはフランス語で鏡のこと)
『鏡は未来を映す、鏡は過去を映す!!』(そんなような歌詞だった)
そこまで歌ってポチはこう言う。
『鏡は過去を映すってさぁ〜、顔の皺とか白髪とかか?』
と一陽ちゃんを指差す。。。失礼な!!!そんなに生活に疲れた顔してるかね。
『はぁ〜それは現実の世界での話よ。宝塚は夢の世界なんだだから。。。』
『はぁ〜』
『あそこにいる女性はみんな永遠の乙女なのよ!』
『ふぅ〜ん』
『君もあそこで働こうってならその辺り理解してないと務まらないよ!』
『へいへい』
ショーの中で男役スターさんがわっかのドレスで白雪姫とシンデレラになりきっていたけれど・・・
果たして一陽ちゃんの魔法は夜中の12時じゃなくて夕方5時で解けてしまったらしい。
劇場を出たらお嫁ちゃんからメールが入っていた。
『駅に着く時間に車で迎えに行きますよぉ〜』
お言葉に甘えて到着時刻を知らせておいた。
駅に着いたら車はもう来ていて『ありがとう』と乗り込んだら・・・
『義姉さん。お母さんがなんか怒ってます』
『へ?』(なんで。。。)
『義姉さんが5時に戻ってくると言っていたのに遅いということらしい』
『あの・・・私5時に戻るなんて一言も言ってないんだけどなぁ〜』
果たして家に着いたらもう母は興奮状態。
会議中の弟に電話して泣き叫んで大騒ぎしていた。
『7時には帰るっていうのに6時(実際は6時前に到着)に来たって仕方ないじゃない』
『いる間にアレもしてもらおう、コレもしてもらおうと思っていたのに。。。』(やれやれ)
そこまで言って受話器を私に渡すので部屋を移って弟と会話。
『誤解だと思うんだけど、まぁ何とかするから、会議中にゴメンね』
『あぁ、よろしく』
弟曰く、母は何かに対して怒りを持つことがエネルギーとなって人生を送ってきたという。
そういえばそうだと思います。何か安らぎを持つことを避けるようにして・・・
何が母をそうさせるのか。わかったような、わからないような。
やはり、娘とはいえ私は母ではないから、結局わからないままなんだと思います。

ポチといとこのN君。たった2人きりだからとても仲良し。N君は3つ年下だからちょっとお兄さん風吹かせてます。ホットプレートで焼きソバ作って出したらあっという間に平らげちゃいました。
2人が代わる代わる母に話しかけているうちに母は次第に落ち着きを取り戻してくれました。『色々やってくれているのにごめんなさい』
結局実家を出たのは8時、9時半帰宅。
(ハナゲン父お早いご帰宅だったのに、一人ご飯で申し訳ない!)
父は昨日今日と夜になって色々問題行動を起こしているらしく。。。頭痛いです。
前途多難。一寸先は闇。波乱万丈。。。色々な言葉が頭に浮かぶ。
俺達に明日はない。。。
一陽ちゃんには休みがない(泣)
4月は『黎明の風』に吹かれながら『杉浦千畝』さんの人生を振り返りつつ。
頑張るしかない。千畝さんを演じるのはなんと吉川晃司さんです!
『Thanks Thanks Thanks Thanks!! モニカ!!!』
千畝に助けられる(のかな?ストーリーはまだ分かりません)ユダヤ人をさえちゃんが演じます。。
自分の両親のことで根を上げていたら笑われてしまう。頑張ろう>ぢぶん。
明日は父の病院を覗いてから遅番です。
永久に続くことではない。
でも…
終わりを願ってはいけない。
一陽ちゃんの修行はまだまだ続く。。。
☆一陽からのお返事はコメント欄にて☆