2008/5/25

さんふらぬしすこさべりうすさからめんと  しばいデイズ



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このフランチェスコ・ザビエルのようなヘアースタイルをハワイアンリーゼントと呼ぶそうです。

そういうことも踏まえてなのか、どうかは判りませんが、



久馬歩プロデュースユニットコントライブ「ザビエルのリーゼント」 を見てきました。

なんとなく、このままだともうTHE PLAN9の舞台に足を運ばなくなるのではないかと思っていたこともあって、ちょっと無理して見に行ったのですが…。


出演者は、お〜い!久馬さん/浅越ゴエさん/ヤナギブソンさん/アジアン隅田さん(馬場園さんは体調不良のためギャロップ林さんが代演) /天津のお2人/モンスターエンジンのお2人/ガリガリガリクソンさん

ライブの流れといたしましては、久馬さんと作家の稲見周平さんが作・演出したコント6つのコントから構成されており、それぞれのコントに前にそのコントに関連づいたポエムをお〜い!久馬さんが朗読すると云うスタイルです。

[ポエム] 汽車
[コント] クイズオタック20
[出演者] 浅越、向、ギブソン、ガリガリガリクソン、隅田、西森(以下敬称略)

[ポエム] 飛行機
[コント] 機内アナウンス
[出演者] ギブソン、大林、(声のみ:久馬、木村、西森)

[ポエム] 涙
[コント] 遺品整理
[出演者] 隅田、大林、向、ガリガリガリクソン、木村

[ポエム] 鼓動
[コント] お迎え
[出演者] 浅越、ギブソン、木村、ガリガリガリクソン、林

[ポエム] ごめんなさい
[コント] 記者会見
[出演者] 浅越、大林、向、西森、木村

[ポエム] 布団
[コント] 修学旅行の夜
[出演者] ALLキャスト

タイトルはうろ覚えです。


※ここからはかなり失礼なことを書いております。
ライブをご覧になって気持ちよい気分のままでいたい方はご覧にならないほうがよろしいかと思われます。
ご注意ください。
なにしろ、他の方のレビューやレポでは大絶賛のライブなので書くほうもヒヤヒヤしながら書いております。
























というわけで、終演後、御堂筋線に向かいながら思ったことをつらつらと述べますと、

正直、baseよしもとでこの客層でチケット代1500円なら、まあ、こんなもんかな?と思う程度のコントライブでした。
(まあ、私の場合、これに交通費が加算され、1万円を超えるわけです。)
(個人的には一番良かったのがブリッジ暗転中の音楽というのは、どうしたものか。…。)

一応、コントライブと称していますが、3本目の「遺品整理」は若手base芸人さんによる「モノボケ」、5本目の「記者会見」は若手base芸人さんによる「大喜利」と云う形式となっています。
もっと厳密に云うと4本目の「お迎え」はイロモネアで云うところの「サイレント」に近いです。

全体の感想としては、base芸人さん中心のイベントなのにポエムも含め、どのコントをとっても、良くも悪くも「ザ・プラン9」的。

これだったら特にbase芸人の方々と絡まなくてザ・プラン9のメンバーオンリーでやってもいいし、むしろ、うめだプレミア、ザ・プラン9単独前売り2000円で見たかったといった感じです。

複数のコントをファイナルコントで強引にまとめてしまうのもいつものザ・プラン9のコントライブと同じです。
しかも、今回のまとめ方にはかなりの強引さを感じました。

特にタイトルにしか絡んでいないとってつけたような大オチの「ザビエルのリーゼント」は「え〜、マジかいや。」と思ったのですが、このオチに感嘆の声を上げているお客さんは多かったので私が思っている以上にキレイなオチなのかもしれません。

また、モンスターエンジンの大林さんの神様、ギブソンさんのリューク登場にもお客さんは大喜びでしたが、神様の集団と「修学旅行の夜」というコントテーマとは特に繋がりはないように思えましたし、「これを出しておけば、みんな大喜びでしょ。これが見たいんでしょ。」と云う作者の意図が見え隠れした展開(これはいつものことですけど…)で、さらに付け加えて言わせていただければ、その前のコント「お迎え」にも「死神」らしき人物は出ていることを考えると、リュークを出すならそれともっと関連付けてもよかったのにと思いました。

このライブ独特とも云えるコントの前のポエムもどれも同じようなポエム(ポッポとかバサバサとかボロボロとか擬音を使えばいいってもんじゃないような…。)で申し訳ないのですが、途中からだれてしまいました。
久馬さんお得意の漢字トリビアももう正直結構です。

というように、失礼とは思いつつ、台本に関しては質も量も薄っぺらな感が否めません(稽古の時間が少ないのも推察できますが)。

これだったら、ザ・プラン9の過去発表されたコントを若手に演じさせた方が、双方にとって勉強になったのではないか、と思うほどでした。
(1本目の「オタック20」は今年の4月11日に放送された「THE PLAN9のお〜きなアナ」のオープニングコント「クイズ王」の焼き直し?)

普段、全くbaseよしもとに足を運んだことのない人間が語っているので、こういう意見はよくbaseに行かれる方にとっては不快に思われるかもしれません。

特に純粋に楽しまれた方には申し訳ないです。
これはあくまでも私個人の感想ですので、読み流す、もしくは読み飛ばしてください。

そのくらい、私の目から見ると(おそらくコント内で持ちネタを使われたモンスターエンジンさん以外の)base芸人さんの個性やキャラクターが生かされていないライブコントでした。
まあ、馬場園さんの穴を埋めた林さんは配役的にグッドチョイスだったと思いますが、後は、悪く言えば、誰がやっても同じに見えました。

しかも、比較的出来がいい1本目の「クイズ オタック25」も2本目の「機内アナウンス」もメインの役はザ・プラン9の浅越さんとギブソンさんに抑えられてしまっていて、本来、活躍すべきbase芸人さんたちは、台本など関係ない「モノボケ」や「大喜利」とガチで勝負させられていたのも勿体なかったです。
ガチでお客さんを笑わせる修行といえば言えなくもないですが、それだったら別に久馬歩作コントでなくてもいいような…。

「遺品整理」のモノボケや「記者会見」の大喜利、笑わなかったわけではないのですが、どうも笑いどころがモノボケのネタや大喜利の回答そのものより、「遺品整理」では隅田さんや他の出演者のリアクション、「記者会見」では浅越さんが添える一言に笑っていたように思えます。

開演前終演後の周囲の方々のおしゃべりから察するに、お客さんの大半は私同様「久馬歩」、「ザ・プラン9」の名前に引かれてこのイベントに参加しているように思えたのですが、base芸人さんは、お〜い!久馬さん、ザ・プラン9の胸を借りるどころか、何気に美味しいところをがさっと持っていかれてます。

base芸人さんはザ・プラン9(と云っても1人足りませんが)と一緒にやれてとりあえずは勉強になったかもしれませんが、そこはかとなく気の毒になりました。

勉強といえば、気になったのが「遺品整理」や「修学旅行の夜」ではじかに床に坐りこんでネタをしている芸人さんが多かったです。
段差の急なうめだ花月ならともかくbaseでは後ろのお客さんには、殆ど見えません。
これはTHE PLAN9の過去の本公演でも何度か指摘されていることですが、舞台に立つ芸人さんが、客席から自分の姿がどう見えるかを常に意識していないからこういうことが起こるように思えます。
このイベントを機会にそういうことも頭に入れてネタを披露する芸人さんに成長して欲しいです。

周りのお客さんは場所がbaseと云うこともあってか、9割5分は10−20代女性客。
ですので、ライブ中の受けも上々ですし、イベント終了後のお客さんの表情の和やかでした。
おそらく、大半の方がこのライブに満足して帰られたことでしょう。
結果としては、このイベント成功と云えば云えるのですが、これはbaseという劇場でのライブだからであって、このライブがそのまま世間に通用するかといえば、そうではないなということをまざまざと実感させられました。

私がbaseよしもとに行くのは、3年ぶり2回目になるのですが、このライブを通して、世代別に劇場、そしてその劇場に出演する芸人を小分けする吉本興業の戦略の功罪を垣間見たような気がしました。

ところで、このライブ、意外にもカーテンコールが無言の挨拶だけで終了するんですね。
それはそれで潔く、好感が持てましたが、せめて告知とかあってもよかったのでは?







とまあ、
F1層には大受けでもF2層から見れば、こんな感想になってしまうのが、このイベントやそれに関わった方々、このイベントを心から楽しまれた方々に申し訳ないです。
いろいろ書きましたが、だからと云ってつまらなかったわけではありません。
ライブ中は、かなり笑っていたと思います。

その一方であの数少ない男性客の方がこのライブをどう思われたのかちょっと気になっております。
男性視点でのこのライブ、どう見えるのか興味あります。





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