2006/1/24

熱血!二代目商店街  えいがデイズ


重ね撮りしても大丈夫なビデオテープを探していたら
見慣れないテープが出てきたので
早速、再生してみました。

中に収録されていたのは、「熱血!二代目商店街」でした。
標準で録画してますよ、過去の私。

「熱血!二代目商店街」は、現在第2作目まで作られている
シリーズ作品ですが、監督が逝去したため、続編は作られていません。

これだけではなんですので
ネタも特にないことですし、
昔、HPに載せていた記事をそのまま転載いたします。


「熱血!二代目商店街」の基本データ
監督 鈴木浩介
製作 中村雅哉,仁平幸男
企画プロデュース 佐谷秀実
プロデューサー 鳥澤晋
共同脚本 永沢慶樹
撮影 橋本尚弘
照明 後藤謙一
録音 宮田泰司
美術 橋本優
V・E 中村寿昌
編集 掛須秀一
音楽 大坪弘人
音響監督 笠松こうじ
助監督 早川喜貴
スクリプター 天池芳美,松元景
製作担当 梶川信幸
製作 スープレックス
企画協力 RIKIプロジェクト
製作協力 ハニーバニー
製作 日活ケイエスエス
主題歌(オープニング曲) 冠二郎「バイキング」
エンディング曲 東京プリン「電車」
時間 82min
メーカー 日活
製作年・国 1999/日本
出演 竹内力(魚屋),中野英雄(八百屋),遠藤憲一(肉屋)、勝村政信(酒屋)、小沢仁志/小沢和義(花屋)、山口祥行/坂上香織(居酒屋)、菅田俊(電器屋)、寺島進(会社員)

画像にするとこんな感じです。
クリックすると元のサイズで表示します

………こんな商店街、ちょっと嫌だ。


クリックすると元のサイズで表示します

特にこんな花屋は嫌だ。(左:小沢仁志、右:小沢和義)

しかも…ピ、ピンクのエプロン

でも、本当にあったら足繁く通うかも…





ざっと見回しただけでも殺しても決して死なない出演者陣です。
その彼らが集団で迫り来るビデオパッケージと
すんげえかっちょええタイトルバックだけ見ていたら
「血で血を洗う命がけの攻防」とか
「永遠に果てる事のない死闘」とか
「いくら撃っても何故か弾切れしない銃弾戦」とかありそうですが、
そんなもんないです。
一切ないです。

竹内力さんをはじめとする
商店街の二代目店主たちは
往々にして夏のけだるい午後に
のらりくらり三角ベースなどをかまして遊んでいます。



そんな彼らの口から出ているキーワードは「出世」です。
彼らにとって「出世」とは「偉くなる事」ではなく単に「大人になること」です。
ところが、ガキの頃から同じ街、同じ顔ぶれで育ってきた彼らにとっては
ぬくぬくとした現状からの脱皮など全く縁がありません。

彼にとっては20年前も現在も全く同じこと。
生まれてこの方同じ環境がずっと続くと
人はなかなか成長しないという現実を描いているところが
上手いです。

彼らの住む世界は一見平和そうに見えます。
しかし、現在日本の商店街が抱える問題は切実すぎるほど切実で
この映画の舞台である桐ヶ丘中央商店街も
大手スーパー「エンジェルエース」の進出計画に
巻き込まれ存亡の危機に陥ります。

つまりは、この桐ヶ丘中央商店街とスーパーエンジェルAの対立が
話の要となっています。


この面子で銃の撃ちあいも殺し合いも無駄な爆発もないのは、
Vシネの定石としてありえないのですが、
何しろ、舞台は普通の商店街なので
この映画にはありません。

商店街の二代目店主たちは
全員が東京の下町である桐ヶ丘生まれ育ち、
一人(遠藤憲一)を除いて結婚すらしておらず、
ご近所さんも友達も家族構成も子供のときのまんまなので
皆、30半ばなのにやっていることはほとんど子供と変わりません。
彼らの親の世代である商店街の大人たちもそんな彼らを温かく見守っています。
そんな親と子供の関係がずっと続いているため
二代目店主たちもなにかと無茶しながらも
いざという時の後ろ盾を持っているという安心感があるようです。



現実の商店街はこんなに一致団結してフレンドリーではないでしょうが
軽い大人のファンタジー(ジャンル分けするならこれでしょ、ファンタジー)として観るのには
いいよ、この映画。



物語自体は単純明解なので敢えて紹介するほどでもないので
代わりといっては何ですが、各二代目メンバーの紹介をいれておきます。
気になるようでしたら映画の方も観てください。


魚屋「魚善」・・・・・・・・・・正木真司(竹内力)
通称:真ちゃん。(何故か竹内力は出演映画中では「ちゃん」づけで呼ばれることが多いような?)
商店街青年団の影のリーダー。普段は八百屋の幸三、肉屋の秀人とつるんでは遊んでいる。
口癖は「バーカ」「タコ」。何かあると必ずこの2つが飛び出る。対象は大抵幸三である。
人情に厚く、先輩に当たる人に対しての敬意も忘れていない。周りから最も頼られている。
小学校の教師真知子先生にほの字であるが、根が純情なためか未だ告白すらできていない。

魚屋「魚善」・・・・・・・正木洋子(胡桃沢ひろ子)
真司の妹。気が強い。ぐうたらな兄を叱り付けるのが日課となっており実質上の魚善店主。
ちょっと「オヤジ」が入っているようで、銭湯に浸かってその後あんきもで一杯やるのが好き。

八百屋「三光青果店」・・・・・春田幸三(中野英雄)
青年団団長。本人は友達と信じているが、実際は真司や秀人のぱしりとして使われている。
真司の「後は任せたぞ」の一言で全ての後始末をつけなくてはならない損な役回りを負う。
人はいいが、激しやすく喧嘩っ早い。但し、周りが周りだけに誰にも勝つことが出来ない。

八百屋「三光青果店」・・・・・春田忠雄(三角八朗)
幸三の父親。商店街会長である。悪がきの集まりである二代目連を全面的に信用している。

肉屋「斉木精肉店」・・・・・・斉木秀人(遠藤憲一)
真司、幸三と3人でいつもつるんで行動しているが、唯一の妻帯者。小学生の息子がいる。
母親と同居しているため嫁姑の確執の板ばさみになっている。が、双方に頭が上がらない。
離婚の危機に直面したこともあったが、乗り切って、今は結婚生活に幸せを見出している。

肉屋「斉木精肉店」・・・・・・斉木美里(八木小巻)
秀人の妻。気が強い。というか、ここの女性陣は男がしっかりしてないためか皆気が強い。

酒屋「みますや酒店」・・・・・・・朝本保(勝村政信)
家は酒屋であるが後は継いでおらず普通のサラリーマンをやっている。真司たちの同級生。
根が非情にマジメなためものごとを根詰めて考えてしまうタイプ。心配性で流されやすい。

酒屋「みますや酒店」・・・・・・・朝本知恵(戸田麻衣子)
保の妹。例に洩れずやはり気が強いが、しっかりもので他と比べるとややおとなしめである。

居酒屋「増田屋」・・・・・・・・秋葉一郎(山口祥行)
真司たちの後輩にあたる。新婚ほやほやで愛妻、加代ちゃんにメロメロな毎日を送っている。
「増田屋」は真司たちのいきつけの飲み屋であり、魚屋、肉屋、酒屋、八百屋の卸先でもある。

居酒屋「増田屋」・・・・・・・・秋葉加代(坂上香織)
一郎の愛妻。常にベタベタしているが、愛らしいので真司たちのからかいの対象になっている。

電器屋「杉本電器店」・・・・・・・・杉本寛治(菅田俊)
二代目店主たちの頼りにならない兄貴的存在。一歩引いたところで彼らの行動を見守っている。

女教師「あけぼの小学校」・・・・・・・真知子(田中広子)
真司にとっては女神的存在の女性。商店街の女性と比べかなりおしとやかで大人の女性である。

花屋「フラワーショップマルサ」・・・・・・・木下源太郎(小沢仁志)
見た目は完全やくざ。上下のスウェットにピンクのエプロンといういでたちは悪い冗談のよう。
はしゃいで喧嘩に混ざるタイプ。でいながら周りの騒動には我関せずで、我が道を進んでいる。
「みなしごハッチ」と「新・エースをねらえ!」の最終回で泣くという心優しい青年でもある。
夏祭りでは、弟と自作の特撮ヒーローショーをやってのけるなど美味しいところは掴んでいる。

花屋「フラワーショップマルサ」・・・・・・・木下太介(小沢和義)
源太郎の弟。メンバーの中では年齢が下のため自分の立場を明確に見極めている比較的良識人。
1万円札で支払われるとお釣が判らないと、ちょっと頭は悪いが出演者中いちばん可愛い人物。
喧嘩早くすぐに暴力に訴える登場人物が多い中では常に歯止め役に回っている好青年と云える。
酒が入ると「お太介セブン」に変身する。そのせいか、彼のまえでの酒の話はタブーのようだ。

会社員「エンジェル食品」・・・・・・・赤藤鷹雄(寺島進)
この映画での悪役を一手に背負った可哀相な人。エンジェル食品の拡張のため日夜働き続ける。
真司とは暴走族時代のライバルでかなり恨みを持っている。そのため誘致先を桐ヶ丘に定める。
会社のためなら相当あくどい事も平気でやるが、真司たちのおかげで全く実にならないでいる。

以上の個性的な登場人物が活躍するこのシリーズ。
「熱血!二代目商店街」爆裂篇には
次回パート3の予告編も収録されていたので
まだまだ続くらしいです。(但し、製作予定は未定)

見終わった後、
既にCMも終わってしまい既に人々の頭から消え去っていた
あの曲が、あの曲がいつまでも耳に残ること
請け合いです。


Vシネでおなじみの強面の俳優さんが
八百屋だったり、魚屋だったりと商店街の普通のお兄さんを演じている
このアンバランスさが好きでした。

今でも続編が作られること持っています。
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