2009/2/28

「THE PLAN9のお〜きなアナ」第100回放送  らじおデイズ


そのラジオ番組が始まったとき
その番組をそのまま口述筆記しようとふと思いつき
早、1年と11ヶ月。

ウェビオと称されたネット放送を毎週聴くこと100週。
最初の頃ダイジェストで12分程度しか流れなかった放送も
回を追うごとに時間が延長され
2007年11月16日第33回放送からは
ネット上でも通常放送と変わらない長さで流れるようになりました。

そうなると、ただ書き取るだけでも大変なことになります。

5→4人もいるパーソナリティのおしゃべりを
書き写すには根気強く何度も聴きなおす必要があり、
1分の会話を聞くのに15〜30分かかるとがざらでした。
そのため、この約2年間
土日の休日は殆どウィビオを聞くことに費やしました。

そして、いよいよ100回です。

馬鹿なことをしてると思いつつも
最初のうちは
「これも10回20回と溜まっていくうちに1つの形になる」
と、信じていました。

いつかはこれだけのものを文字として残せたことを
少しだけでも嬉しく思える日が来るを思っていましたが
残念ながら、そうはなりませんでした。


100回分の文章は
後日、まとめてアップしたいと思います。


それにしても、
番組自体がこんなに「第100回」で盛り上がるとは
思ってもいませんでした。

100回ってそんなに凄いことなんですね…。
ちょうど1年前の昨年の2月29日の放送よりやたら力が入っていて
…ごめんなさい。
正直、逆に退いてしまいました。


最後にこの詩で締めたいと思います。



「別離」  中原中也



さよなら、さよなら!
いろいろお世話になりました
いろいろお世話になりましたねえ
いろいろお世話になりました

さよなら、さよなら!
こんなに良いお天気の日に
お別れしてゆくのかと思ふとほんとに辛い
こんなに良いお天気の日に

さよなら、さよなら!
僕、午睡(ひるね)の夢から覚めてみると
みなさん家を空(あ)けておいでだつた
あの時を妙に思ひ出します

さよなら、さよなら!
そして明日(あした)の今頃は
長の年月見馴れてる
故郷の土をば見てゐるのです

さよなら、さよなら!
あなたはそんなにパラソルを振る
僕にはあんまり眩(まぶ)しいのです
あなたはそんなにパラソルを振る

さよなら、さよなら!
さよなら、さよなら!



僕、午睡から覚めてみると、
みなさん、家を空けてをられた
あの時を、妙に、思ひ出します

日向ぼつこをしながらに、
爪(つめ)摘んだ時のことも思ひ出します、
みんな、みんな、思ひ出します

芝庭のことも、思ひ出します
薄い陽の、物音のない昼下り
あの日、栗を食べたことも、思ひ出します

干された飯櫃(おひつ)がよく乾き
裏山に、烏(からす)が呑気(のんき)に啼(な)いてゐた
あゝ、あのときのこと、あのときのこと……

僕はなんでも思ひ出します
僕はなんでも思ひ出します
でも、わけて思ひ出すことは

わけても思ひ出すことは……
――いいえ、もうもう云へません
決して、それは、云はないでせう



忘れがたない、虹と花
忘れがたない、虹と花
虹と花、虹と花
どこにまぎれてゆくのやら
どこにまぎれてゆくのやら
(そんなこと、考へるの馬鹿)
その手、その脣(くち)、その唇(くちびる)の、
いつかは、消えて、ゆくでせう
(霙(みぞれ)とおんなじことですよ)
あなたは下を、向いてゐる
向いてゐる、向いてゐる
さも殊勝らしく向いてゐる
いいえ、かういつたからといつて
なにも、怒つてゐるわけではないのです、
怒つてゐるわけではないのです

忘れがたない、虹と花
虹と花、虹と花
(霙とおんなじことですよ)



何か、僕に、食べさして下さい。
何か、僕に、食べさして下さい。
きんとんでもよい、何でもよい、
何か、僕に食べさして下さい。

いいえ、これは、僕の無理だ、
こんなに、野道を歩いてゐながら
野道に、食物(たべもの)、ありはしない。
ありません、ありはしません!



向ふに、水車が、見えてゐます、
苔(こけ)むした、小屋の傍、
ではもう、此処(ここ)からお帰りなさい、お帰りなさい
僕は一人で、行けます、行けます、
僕は、何を云つてるのでせう
いいえ、僕とて文明人らしく
もつと、他の話も、すれば出来た
いいえ、やつぱり、出来ません出来ません。

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