辻麻里子著の『藍の書』を一通り読みました。
一読して感じたことはこれもまさしく『覚醒の書』だということです。この本を読んで覚醒する人が増えるかもしれません。また、この本には一般人にはわからない宇宙的な暗号も組み込まれているかもしれません。『藍の書』の要点はあとがきにナチュラルスピリット今井社長が簡潔にまとめています。416、417ページです。
そう、誰にとっても「私」とは「私」の人生を経験している宇宙意識というわけです。この自覚が大事で、これを体得すれば理屈の上では誰でも覚醒できると私は思います。
宇宙意識とは観察者意識、「神」と同じ意味だと私は思います。そういえば辻麻里子さんは著作の中で「神」という言葉はほとんど使われなかったように思います。「神」という言葉を用いることによる誤解を避けたかったのかもしれません。辻さんに『青の書』(『藍の書』)を書くようにいった存在は「私は私だ。名前などない。」(64ページ)と言ってますが、これもまさしく「宇宙意識」、「神」なのかもしれません。
まえがきには『麻里子さんにはこの地球で共に輝き共に歩み、共に生きたいと願った大切な存在の人がいた』(10ページ)とあります。『双子の太陽の片割れ』とあるので、辻さんにも恋人がいたのかと思ったのですが、372ページなどをみると、それはたぶんお姉さまのことを示唆しているような印象を本文から受けました。「応援」という語が呼応しています。『宇宙時計』25番目以降の図形も病気のお姉さまのために描いた側面もあるようです。『22をこえてゆけ』シリーズにもツインスターとかレムリアの王子とかでてきます。ほんとかどうかはともかく、マヤとレムリアの王子がこの世界で辻さんとお姉さまとして転生してきた、という解釈もありえると思います。
辻さんは同書によると、太陽黄経144度生まれだそうで、これは獅子宮24度に相当します。144度といえば5芒星の角度でもあります。また、獅子宮24度の近くにはしし座レグルスが輝いており、レグルスとは情熱と冷静が共存しているそうです。情熱と冷静の共存、火と水の統合、『赤の書』と『藍(青)の書』の統合。赤と青を統合した『紫の書』『マゼンタの書』とは読者のひとりひとりが、自らが宇宙意識であり、神であることを自覚して覚醒を実現することを示唆してるように私は思うところです。