2009/10/31
「まほろ駅前 多田便利軒」 三浦 しをん 活字もすっげえたまには読むぞ

東京はまほろ市、まほろ駅前で便利屋を営む多田。正月早々駅前のバスロータリーで同級生を拾う・・・高校時代一言も発声をしなかった変人・・・厳密には一度だけ、小指を切り落とした時に「痛い」とだけ言ったが・・そいつはやけに饒舌になっていた。転がり込んだ変人と・・・チワワの世話や小学生の塾の送り迎え、そんな仕事の依頼がどんどんヤバイ話に・・・そんな感じ?
なんか昔の日テレのドラマ風のハードボイルドコメディーな、そんな香りもしつつ・・・・乾いた感じの中でもたっぷり人間くさい・・・なんか良いです。便利屋も娼婦も女子高生もやくざも女医も小学生も、みんないい味出してます。第135回の直木賞受賞作らしい。
面白かったです。スピンアウト作品集も入手済みに付き、さっそく読み始めようか。
タグ: 小説