2009/8/26
「まっすぐ進め」 石持 浅海 活字もすっげえたまには読むぞ

本屋で見かけ左手に2つの腕時計をはめた美女。居酒屋で同じハウスワインのボトルをそれぞれ1本筒注文し別々に飲み続けるカップル。両親を呼び出して欲しくない、リュックをしょった迷子の幼女。余命短き父が中学生の娘の未来の婿に送った傘。そして彼女の背負った5年前の選択とトラウマは・・・・そんな話・・・判らんな、これじゃ・・・
妄想系と紙一重の鋭い推理物心理暴き系・・・なのか?いや・・・むしろ恋愛小説なのか?最初新宿の本屋にオレゴンワインに関する書籍を探しに行くと言う主人公の「すかしっぷり」に「こりゃ感情移入出来んな・・・」と思ったが・・・・軽い読み応えと共にまあこれはこれでと言う感じにはなる。膝をたたいて「うんっ!!面白かった!!」と言う感じではないが、読後感は割と良い。
面白かった・・・のかな?普通かも・・・いや・・・普通と面白いの間、やや普通ぐらいでした・・・と言う事で。