2015/1/31 14:24
「明治期」の別子そして住友(藤本鐵雄著 御茶の水書房) 読書人(4.23は本の日)
これはずいぶん古い本です。
私のしごと館準備中に「しごとに関する本は何かないか?」と思い、神田の古本屋街や首都圏、近畿の本屋をまわりました。
神田の三省堂をうろついていたら、たまたまこの本が目に入り「関西のしごとをするわけだし、勉強してみるか」と思いました。
その後斜め読みしたくらいで熟読しないで置いておいたのですが、東濃研究学園都市が地学を研究する都市であり、鉱山学とつながることがあることから再び手にとって熟読することにしました。
大阪や四国の土地勘のない私には、ちょっと大変な本でした。
大阪の中之島図書館に行くと、住友家が寄贈したことが書かれていましたが、住友友純(すみともともいと)という人が、どのような人かは知りませんでした。
もともと徳大寺家の華族の出身で、もとの名前を徳大寺隆麿といいました。
学習院で法律を学んでいたところで住友家から声がかかり、養子として住友家に入られたそうです。
兄は首相にもなった西園寺公望であり、名家の出身でした。
この人は慈善事業を好み、そのうちの一つが図書館寄贈だったのです。
公家出身ですので、学問を好んだということなのかもしれません。
今の住友グループと違い、穏やかな雰囲気の財閥であったようです。
別子銅山(べっしどうざん)は日本有数の銅山であり、江戸時代から住友家を支えていました。
戦前までの日本の財閥は、財閥を支える炭鉱などの鉱山をどこも持っており、住友を支えたのが別子銅山だったわけです。
新居浜がその城下町であったこともよくわかりました。
東濃研究学園都市は、「量子力学、セラミックス、地学」が三本柱です。
私は地学は鉱山学と結びつくべきだと考えています。
日本国内で鉱山を経営することは無理でも、海外投資を通じ海外の鉱山を経営し日本を豊かにすることは大いによいことです。
実際、イギリスはそのようにして国を豊かにしてきましたし、地学と結びつく鉱山学は大きな可能性があると感じています。
この本を読み、その意をさらに強くしました。
(マイントピア別子公式サイト)
http://www.besshi.com/
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私のしごと館準備中に「しごとに関する本は何かないか?」と思い、神田の古本屋街や首都圏、近畿の本屋をまわりました。
神田の三省堂をうろついていたら、たまたまこの本が目に入り「関西のしごとをするわけだし、勉強してみるか」と思いました。
その後斜め読みしたくらいで熟読しないで置いておいたのですが、東濃研究学園都市が地学を研究する都市であり、鉱山学とつながることがあることから再び手にとって熟読することにしました。
大阪や四国の土地勘のない私には、ちょっと大変な本でした。
大阪の中之島図書館に行くと、住友家が寄贈したことが書かれていましたが、住友友純(すみともともいと)という人が、どのような人かは知りませんでした。
もともと徳大寺家の華族の出身で、もとの名前を徳大寺隆麿といいました。
学習院で法律を学んでいたところで住友家から声がかかり、養子として住友家に入られたそうです。
兄は首相にもなった西園寺公望であり、名家の出身でした。
この人は慈善事業を好み、そのうちの一つが図書館寄贈だったのです。
公家出身ですので、学問を好んだということなのかもしれません。
今の住友グループと違い、穏やかな雰囲気の財閥であったようです。
別子銅山(べっしどうざん)は日本有数の銅山であり、江戸時代から住友家を支えていました。
戦前までの日本の財閥は、財閥を支える炭鉱などの鉱山をどこも持っており、住友を支えたのが別子銅山だったわけです。
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