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2006/4/27  6:07

小津映画の視線とベビーブーム  文化国家(Kulturstaat)
 小津安二郎といえば、誰もが御存知の日本映画の巨匠であります。
 ところで小津映画の最盛期は昭和二十年代、ベビーブームの時期と一致しております。
 「晩春」「東京物語」「麦秋」においても、戦争があったがゆえにの晩婚化、戦争未亡人のことなどがさりげなく織り込まれております。
 また麦秋などでは、「また子供が増えたようだなあ」と、老人が嘆息するような場面があったと思いますが、子供が平和に遊ぶ風景は、昔から平和と繁栄の象徴であると言われております。
 家族を大切にするということも、普遍的な価値観として当時の人々を感動させました。
 一見道徳的であり、話もシンプルでありながら、なぜか感動させられる小津映画はいまだに多くの映像芸術家がおよばないところであります。
 ところで最近「ノスタルジック」と言われる小津映画が、なぜノスタルジックなのだろうと考える中で、ふとローアングルについて考えてみました。
 小津映画のカメラワークは、下から上を見るローアングルによりほぼ統一されております。
 その位置なのですが、以前腹這いでカメラを構える写真を見て「何か陸軍の歩兵のようだなあ」と思い、その狙撃主のような姿に職人気質を感じましたが、撮ったカメラマンでさえ別の監督では真似できないカメラワークは独特なものであると言われます。
 私は「あれはひょっとすると子供か赤ん坊の視線なのではないか?」と、最近思うようになりました。
 真上からの視線は「神様の視線」であり、高いところから撮った映像は「大人っぽさ」を感じます。
 それに対しローアングルは「子供が大人を見る視線」であり、おそらく物心がついたとき最初に大人を見る視線だと思うのです。
 三島由紀夫の「産湯の記憶」ではありませんが、小津監督も子供のときに見たものの記憶はすごかったのではないか?そのように思いした。
 そうして見ると細かいコマ送りも、まばたきを多くする子供の視線そのものだとも思えてしまうのです。
 「なつかしさ」を小津映画には感じてしまうのは、「子供の視線」のゆえではないでしょうか?
 お硬い話をやわらげるために、狂言回しのような子役はよく使われますが、小津映画は監督の視線そのものが「大人っておもしろい」いうような、どこか悪戯っぱい「子供のおかしさ」感じながら演出していたのではないか?そのようにも思えてしまうのです。
 見ていて肩がこらないのはそのせいかもしれません。
 小津監督は好きな色も感情を凝縮する黒ではなく、開放的な情熱と神聖さをあらわす赤でした。
 朱色に近いような日本の伝統的な色の赤です。
 小津映画のベビーブームの風景は、今後の日本では二度とこないのかもしれませんが、
それゆえに今後の小津映画は「普遍的なものを捉えた映画」としてますます光ってくるように思えます。
 本当にベビーブームはもうこないのでしょうか?

 
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