今の職場はOBP(大阪ビジネスパーク)にあるのだけど、今日の昼間、ツインタワーからIMPにつながる渡り廊下を歩いているとスキンヘッドの巨漢が歩いてくる。ロベルトだった。
僕を見つけるや、例の陽気な笑顔で「ヒサシブリ」と語りかけてくる。
連れに職場の同僚と思われる日本人女性2人がいたんだけどお構いなしで早口の英語で喋りかけてくる。
そういやずいぶんと久しぶりだ。
なぜ、こんなとこにいるのか、と尋ねるから、俺のオフィスはオーバーゼアだ、と答えたら納得してた。
半年ほど前にも京橋駅で見かけたっけ。何せ190cm以上はあるだろう巨漢だ。体重だって0.1トンは軽く超えてるだろう。遠目で見て彼だとすぐ分かる。
「See You」と言葉を交わして分かれた。
んで、あいつこそなんでこんなとこにいるんだろか、と思って探してみたら、彼のオフィスはツインタワーの31階だった。ロベルトの勤務先はイタリア総領事館なんやね。
当然、イタリア語は喋るし、英語も喋る。日本に来る前は北京に長かったらしいから、北京語もペラペラだ。日本語だって普通に喋れるはずだ。
なのに彼は、俺と喋るときは必ずといっていいほど、英語で喋るんやな。意地悪なイタリア〜ノだ。見た目もシチリアのドン風やしね。
だけど、職場が近所とは知らなんだな。今度、寿司でも食いに行こうかな。

0