■アクトトレーラー
1年前、ふたりが出会い恋をした。
だがカゲムシャの恋はすぐに終わりを告げた。
そして、ふたりは再び出会った。
だがカゲムシャは自分を隠すことしか出来なかった。
ふたりを狙う、軌道からの刺客。
消えた記憶の中に鍵はある。
トーキョーN◎VA the Detonation
『キミの記憶』
思い出すことは、ひとつの終わり。
そして、新たな始まり。
■ハンドアウト
各キャストには以下の設定がつくことになる。キャスト作成時に注意すること。
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カゲムシャ:フリーランス
コネ:天王寺要 推奨スート:クラブ(元恋人)
キャスト間コネ:『フェイト』
キミは腕利きのカゲムシャ、依頼を請けて人を騙すのが生業だ。だが、そんなキミにとっても今回の仕事は苦痛だった。
依頼人は企業の研究者、天王寺要。キミが1年前に恋をしてつき合い、そして突然姿を消した相手だった。要の依頼は、昔の恋人の思い出を蘇らせたいのでその人になって欲しい、というもの。つまり、過去のキミ自身になれということだ。要はキミに気づいていない。打ち明けるべきか、カゲムシャの顔を通すか……?
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フェイト:探偵
コネ:天王寺ヒカル 推奨スート:ダイヤ(依頼人)
キャスト間コネ:『カタナ』(いない場合『カブト』)
キミは腕利きの探偵、依頼を請けて人を調査するのが生業だ。だが、そんなキミにとっても今回の仕事は不自然だった。
依頼人は企業人風の女性、天王寺ヒカル。依頼内容は、家族の昔の恋人を探して欲しい、というもの。だが、キミは気づいてしまった。その元恋人が『カゲムシャ』であることに。そして、ヒカルの瞳の奥に暗い闇が宿っていることに。この依頼を請けるにせよ断るにせよ、もはや無関係を装うわけにもいかないだろう。
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カタナ:殺し屋
コネ:マイケル・グローリー 推奨スート:スペード(信頼)
キャスト間コネ:『カブト』(いない場合『カゲムシャ』)
キミは腕利きの殺し屋、依頼を請けて人を殺すのが生業だ。だが、そんなキミにとっても今回の仕事は魅力的だった。
依頼人は不明、素性を明かせないらしい。標的はBIOSの工作員“ステノー”。ここまではよくあることだ。だが、マイケル・グローリーの情報によると、この工作員は日本の諜報機関と繋がりがあるらしい。それが本当なら、キミの前には相当の強者が現れるに違いない。今回の仕事は退屈せずにすみそうだ。
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カブト:ボディガード
コネ:天津征司 推奨スート:スペード(有為)
キャスト間コネ:『カゲムシャ』
キミは腕利きのボディガード。依頼を請けて人を守るのが生業だ。だが、そんなキミにとっても今回の仕事は意外だった。
依頼人は軌道のエージェント、天津征司。彼は小さい体で高慢な態度を隠しもせずに、依頼内容をキミに告げた。内容は、あらゆる災難から『カゲムシャ』を守ること。軌道人が地上人を守れと言うのも実に変な話だが、支払いに問題はない。ならば、キミの仕事は守るだけだ。
■特記事項
カゲムシャ:フリーランス
天王寺要から、昔の恋人―つまり自分―を演じてくれと依頼される。要は恋人と『カゲムシャ』が同一人物である事を知らない。要の性別は『カゲムシャ』の設定によって決まる。
《神出鬼没》はアクト中に使いどころを想定している。
フェイト:探偵
天王寺ヒカルから、要の昔の恋人の捜索を依頼される。ただし依頼の内容は少々穏やかでないので、依頼自体は断ってもよい。その場合は自発的に調査を進める事になる。
《真実》はアクト中に使いどころを想定している。
カタナ:殺し屋
フィクサーであるマイケル・グローリーを通して、BIOSの工作員“ステノー”の暗殺を依頼される。他キャストと合流できないようなキャストだと難しいので注意すること。
カブト:ボディガード
天津征司から『カゲムシャ』の護衛を依頼される。怪しい依頼人だがきちんと請けることの出来るキャストを推奨する。
■シナリオスペック
▼プレイヤー人数:
2〜4人
▼プレイ時間:
3〜4時間?
▼必要神業:
本シナリオでは《神出鬼没》《真実》の使用を想定している。
これ以外に2枚以上の防御神業がない場合、ゲストの即殺神業のみでキャストが死ぬ可能性がある。
▼達成値上限:
特に定めない。25前後を目安にするといい。
▼キャスト間コネ:
『カゲムシャ』⇒『フェイト』⇒『カタナ』⇒『カブト』⇒『カゲムシャ』の順に取得する。
矢印の左側の人物が右側の人物のコネを取得する。
▼情報収集技能:
本シナリオで主に使用される情報収集技能は優先度順に〈社会:企業〉〈社会:ストリート〉〈社会:軌道〉などである。
▼3名以下で遊ぶ場合
3名で遊ぶ場合は『カブト』か『カタナ』のいずれかを、2名で遊ぶ場合は『カブト』と『カタナ』を削除して遊ぶといい。キャスト間コネクションは削除した枠を飛ばして取得する。
■主要ゲスト解説
天王寺要(てんのうじ・かなめ)
24歳、男or女、タタラ◎。
BIOS-N◎VA支社に所属する研究者。『カゲムシャ』の元恋人。普段は穏やかだが研究が絡むと饒舌になる。
なお、性別は『カゲムシャ』の設定によって変わる。
天王寺ヒカル(てんのうじ・―)
24歳、女、クグツ◎。
天王寺要の姉を名乗る女性。常に冷静沈着・冷徹であるが、要が絡むと感情的にもなる。
“還ってきたクロマク”マイケル・グローリー
38歳、男、クロマク◎。
百戦錬磨のフィクサー。『CGL』P105参照。
天津征司(あまつ・せいじ)
12歳(?)、男、ハイランダー◎。
天津家のエージェント。『TND』P51、付属シナリオ及び『STL』付属シナリオ参照。

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