ひろぽんさんも紹介していた、
らばQさんのサイトのすぐ簡単にできるサイコパス・テスト
http://labaq.com/archives/51025265.html
で見事正解してしまったおいら。
ちょっとショックだったので、正解に至った思考を自分なりに考察してみた。
まず、
〔正解に至れないふつうの思考〕
彼女が姉を殺した動機は何でしょう?
↓
殺したいほど憎んでいた。
↓
憎んでいた理由は?
そこで、理由をあれこれと想像してしまい・・・。
そう。想像してしまうんです。
だって問題文には、ある女性と姉あるいは男性との関係が、どこにも書かれていないのですから。
ないのだから、仮定をもって想像するしかないはずなのです。
で、
〔ミステリーマニアなおいらの思考〕
彼女が姉を殺した動機は何でしょう?
↓
殺したいほど憎んでいた???ちょっとまてよ・・・
↓
殺人の加害者は被害者を憎んでいるとは限らない。
たぶん決定的に違うのはここ。
この発想がすんなり出てくるか否かが岐路だと思う。
ミステリー作家は、読者を最後まで欺くためにあらゆる方法を使って殺人の動機を隠します。
被害者への憎しみが殺人の動機の場合、憎んでいる理由は最後まで書かれないか、誰から憎まれているか分からなかったりします。
もしもそれが関係ない第三者への憎しみであれば、もっと分かりにくくなります。
(無差別な犯行に見せかけて本命がいる、とか)
さらに、動機そのものが誰かに対する憎しみではないというケースになると、もっと難易度は上がるでしょう。
(オヤシロ様のたたりとかw)
そもそも連続殺人なんてレアケースが乱発するような、ミステリーの世界ではむしろよくあるシチュエーション、どっかでみたような…だったりします。
これで、最も陥りやすい思考を回避した。
次に、正解に至った道筋はどうだったかというと・・・
まず、ミステリー作家は、どんなに巧妙に動機を隠していても、
真相に迫るためのピースを必ず作品の中に残します。
材料は揃っている。あとは気づくかどうかだ。分かるかな読者諸君!
と、言うのがミステリー。
この問題も同じだと思った。
必要な情報は問題文に入っているはず・・・。
書かれていることを意訳してみると・・・
『女が、自分の姉を殺した。』
と書かれている。
もうちょっと情報を足してみる。
『男性に会いたい女が、自分の姉を殺した。』
さらに、
『男性に会いたいが方法がない女が、自分の姉を殺した。』
もうちょい!w
『母親の葬式で出会った男性に会いたいが方法がない女が、自分の姉を殺した。』
となる。
ここでちょっとした発想の転換ができると・・・
『母親の葬式で出会った男性に会いたいが方法がないので、女は、自分の姉を殺した。』こうなる。
これなら、あの解答に至るのも納得できませんか?
長々と何が言いたいかというと・・・
べつにサイコパスやシリアルキラーでなくたって、ミステリーマニアなだけで、正解に至ってしまうんじゃないって。
もっといえば、最初から虚構と分かっていれば、非現実的なことでも柔軟に思考できるなら、答えられるんじゃないかなぁってね。
良心とかそういうのじゃなくて、そういう人ってけっこういるんじゃないかと個人的には思うんですけど・・・
でも、やっぱり負けた気がするのはなんでだろう・・・

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