第39話 恍惚に浸る大樹寺  シブイチ狂想曲



(病院を飛び出していった梨沙子。
中根とみちるは必死に梨沙子を追うのだが・・・)

みちる>はぁ・・はぁ・・はぁ・・
梨沙の奴、めちゃ早いよ。
(両ひざに掌を置き息を切らすみちる。)

中根>行き先は一つしかない。

みちる>うん・・大樹寺の道場だよね。

(工事現場近くで梨沙子を見失った中根とみちる。
だがそれは梨沙の足が決して速かったわけではなく・・・)

梨沙子>痛ったぁ・・・><

(梨沙は工事中の鉄柵を飛び越えようとして、こけていたのであった。
膝小僧に擦り傷を作ってしまった梨沙子。
中根とみちるの追跡を何とかかわす事は出来たのだが、これから大樹寺道場に乗り込もうとする梨沙子にとっては何とも痛い代償であった。
膝小僧に絆創膏を貼り中根達が居なくなったのを見計らい工事現場を出る梨沙子。)

(その頃、大樹寺は一人、閉鎖の決まった道場にいた。)

大樹寺>・・・・

(道場にはもう誰もいない。
閉鎖が確定した時点で門下生達も見切りをつけ去って行った。
赤松幸恵もまたしかりである。
だが大樹寺は難攻不落と言われた大西真紀を秒殺した満足感に浸っていた。)

「真紀を秒殺した今、大西道場を完全制覇したのも同じこと・・・
道場はまた新たなスポンサーを見つければいい。」

(真紀と共に大西道場に通った日々の事、バレンタインデー当日の不幸な出来事、破門から大樹寺道場のスタート、真紀との決着・・・
走馬灯の様に大樹寺の脳裏を駆け巡っていった。
天井を見つめ目を瞑る大樹寺・・・その表情は恍惚に浸りきったものであった。)



(と、その時である。)

どがっしゃーーん! ! ! !

(道場の入り口のドアが勢いよく破壊される音がこだまする。)

大樹寺>(閉じていた眼を見開き監視モニターを見つめる。)
・・・・

(映っていたのは蹴破ったドアにも目をくれることもなく真正面を見据える梨沙子の姿であった。)

大樹寺>あいつは真紀と一緒にいた・・・木田梨沙子。

(それだけ呟くとソファーから立ち上がりゆっくりと入り口に向かった。)




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2014/2/19  8:05

投稿者:まあ

肝心なところでコケる・・・
これがなくては梨沙とはいえませんものね(笑)

道場のドアを蹴破ったのは梨沙の怒りが最高潮である事を示しています。
一方、真紀を倒した大樹寺は静寂の中、恍惚にひたっていました。
この静寂を突如断ち切った梨沙。
次回、ドジっ子と言われた彼女が一世一代の大勝負に挑みます。
どうぞお楽しみに^^

http://moon.ap.teacup.com/egoistcity/

2014/2/19  6:12

投稿者:カゼコイ

おはようございます^^

相変わらずドジっ娘丸出しですねぇ〜!
さすが物語の館三大ドジっ娘に入るだけあります…(笑(あと2人はちさちゃんと愛加です^^)
これが足が速い、と思ったままでいてもらえれば梨沙子にはいいでしょうが〜

で、また派手にやってきましたね、
コケてケガしたのはハンデだ!というくらいの活躍をしてほしいくらいですね!(^^)v

次も期待しとります〜

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