少年と少女パートのおおよそ、特にエロシーン以外がほぼ書き上がった。
これで、元々の構想であるハチャメチャ・マジメなストーリーに戻っていける。
それにしても、果てしない作業であることよ。
これまでは短編を除きほとんどが、プロットやメモはあっても、その場その場で章が完成した時点での公開だった。
なんていうか、WEB連載みたいな形式だ。
これは、締め切りがないための気楽さと同時に、(私にとっては)それ故、自らのパトス+作業に割り当てられる時間で出力が決まるみたいな、それはそれで辛いものがあった。
恐らく長編にあたるだろうものを「完結させてから公開」と決めた今回のGGSDでは、何か得体のしれない巨大な物を相手にしている気がする。
時間がたてばたつほど、細かいアイデアが湧いてくるもので、次々と反映させなければならないことが増えていくのにも困ったものだ。
しかしそれは同時に、自分がつきたい嘘の「それらしさ」を少しでも高めるためのことだから、無視するわけにもいかない。
本当ならすぐにでも、できたとこまで「こんなのはどーだ!」と公開してしまいたいところだけど、今はまだじっと我慢の子、ここでこうして読んでくれる人にとっては何のことかさっぱりわからない話を、つらつら書くことで発散するしかない。
もちろん何か凄いことをしているわけではなく、ただ馬鹿馬鹿しい話を少しずつ書いているというだけのことだ。世界の動向や社会の成り立ちには一切関係ないばかりか、自分自身の生活にとっても実質的には恐らく無駄な、そんな些細なことが、私にとってはそれなりに重要なことに思える。
エロも含めて。
そうそう、エロにも豊富なバリエーションを用意したい、と思う。
エロを求めて読んでくれる人に対して、最低限の量と種類を提供することも、今回気をつけたい部分のひとつだ。
ただ、エロは作者の個人的「趣味」がより一層浮き彫りになる部分でもあるので、誰をも満足させるのは無理だろうけどw
それと同時に、エロそのものがテーマでもあるので、エロシーンだけが遊離しないようにもしたいし。いや、それは書き手の勝手な思い込みにすぎないかもしれないけれども。
最近の映画とかは、ずいぶん前から予告編が作られたりするけれど、さすがに恐ろしくてそんなことはできない。
ああ、でも、少しでもいいから、公開したいなあ……w

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