「THE DEVIL DOGS / Saturday Night Fever」
Music (音楽雑記)
彼らが活動していた1990年初頭は、日本でもガレージやパンク(ハードコアやメロコアでない)な音楽がやっとライブハウスレベルで浸透してきたかな、という時期だった。
そして、東京のガレージシーン第一世代のバンド達と、ちょうど同時期にニューヨークで活動を始めたのがこのデヴィルドッグスだった。
今じゃ彼らも「ガレージ/パンク/ロックンロール」なバンドとして我々なんかと一緒くたにされているけれど、97年か98年頃MAD3でニューヨークに行った際、ベースのスティーブの家に貼ってあったポスターには「New York Punk Rock」と明記されていたので、彼ら自身はパンクバンドという認識だったんじゃないかなぁ、と思う。
ただ、みんな当時は「ロックンロール!」って言って握手して友達!みたいな感じだったからなぁ…。ま、実際仲良かったけどね。
え〜、昔話はほどほどにして、結論から。
自分個人にとっては90年代以降のパンクロックのアルバムっていうのは、この「Saturday Night Fever」とFirestarterのファーストがあれば十分だ。
他のパンクロックなんかろくに聴いてないくせに、偉そうにおまえは何言ってんだと思われるだろうけど、自分にはパンク幻想みたいなものは微塵もないのだ。だから言っちゃうもんね。
「レア」やら「オブスキュア」をよしとする傾向だったり、グラビアみたいなファッションに何かのコピーみたいな音楽をもてはやす風潮には、どうしても興味が持てないし、別にそういう話をしたいとは思わない。
ライブで一緒にやったりして、パンク系でいいバンドは沢山いるのはよくわかってる。しかしアルバムで「まいった!」ってなったのは上記の2枚しか思い出せない。
単純にロックンロールとして聴いて、いいアルバムだってことが基準だ。それ以外なにもないし、興味はないのだ。
ってほら、パンクっていうのが基準になってないわ…。
最初のパンク体験がポップ・グループだったしなぁ、何だかいまだによく分かってないんだな>俺。
さ〜て、そろそろ高円寺阿波踊り見に行ってきます。え〜本日は以上で。

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