ジャパネットタカタとかの年商は1700億円なのだそうです。
社長さんの給料がいくらだか、私は知りません。
トヨタなど大企業の社長さんや会長さんの月給は何億、何十億円なのだそうで・・・
私などの収入から言えば“何十万倍”の話です。もう「ありんこ」のようなもんですなあ、ぼくらは。ため息も出ませんわ。
女房殿が言いました。
「うちはこのままやっていければ、月に1回おいしいものを食べに行くくらいのぜいたくはできる・・・と思う」
“このままやっていければ”の話で、つまりお父さんが病気でもしたらそれで終わり、という響きがありましたなあ、語感的には。
せめて「月に1回は1泊旅行に行ける」だと良かったのですが・・・楽山さんがこれを呼んだら、がっかりされるでしょうなあ。
なんでこんなことを考え始めたのか・・・そうだ、帰りの車のラジオでこんなことを言ってたからだ。
「規制撤廃などで、儲ける企業にじゃんじゃんもうけさせれば、国が豊かになって社会保障も向上し、儲からない人にも恩恵が来る。儲ける人の邪魔をしてはいけない」
“格差前提”ですなあ。学者だか評論家だかにこんなことを堂々と言わせるから、NHKの受信料を払わない人も出てくるんでしょうねえ。(うちは払ってるかな?)
人生終盤が近づいて、もう希望が薄くなってくると(髪の毛も)、今まで無頓着だったお金のことまで‘まぼろし’のように浮かんでくるんですなあ。
人生すべて「お与え」でありますからして(能力も運もみんなそうなのだそうです)、いい年こいて変に上を見たりするのはやめましょう。
それより、東北災害復興の募金箱に「穴が小さいなあ」といいながら五千円札をねじ込んでいたうちの調理員さんのように、上じゃなくて‘まわり’を見ながら、やれることをやっていこう・・・いい結論だ。

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