というわけで
ある朝、
例によって水をまいていると、この間
メダカをいっぱいくださった△△くんのお母さんからお声がかかる。
「おはようございます」
△△くんも
「おはよう!」
メダカの様子を見るために3人で
池のほとりに・・・すると突然△△くんが、
「あ、カエル!」
え!と仰天して水面を見てみると、
まっ茶色の小さなかえるがすっと顔を出し、そのままノソノソと岸に這い上がったかと思うと、さっと草むらに姿を消した。
【大発見】
おたまじゃくしに
足(脚)が生えた! そのうちカエルになってピョンピョン跳び回ると大騒動になるぞと楽しみにしていたのだが、ある日突然
姿を消した。
「エンチョーセンセー、おたまじゃくしいないよ!」
その後いくら探しても一匹も見つけることができなかった。
「○○くんが、カエル見たんだって」
そんな情報がもたらされたりもした。
しかし、この日たしかに私は見た。
カエルが池から這い上がって草むらに入る姿を。
ただし私はそのカエルの行方を追うこともせず、
「ノコノコ出歩いとるとカラスに捕られちゃうぞ」
と心配して見送ったのだ。なにしろここの上空は、5時になると街で
求食活動をしていた
カラスたちが一斉に
金華山に帰る、その通り道になっているのだ。
以前、
赤い金魚を何匹か入れたら、何日もしないうちに一匹もいなくなっていた。
‘識者’に言わせると
“上空から識別しやすい色のものはダメ”ということ。
そこで石やら水草やらで
かくれがをつくった上、飼うのは
メダカ、おたまじゃくし、アメンボウに限定した。
そういえばあのカエル‘土色’だったから、おたまじゃくしから大人になるとみんな土にもぐってしまう種類のものかもしれない。
「土蛙」とか・・・誰か分かりませんか?
今日もカエルを探したが、見当たらない。きっと土の中だ・・・
あきらめて事務室に入ると、さっそく2歳児のトイレから大きな声が聞こえてきた。
「エンチョーセンセー、エンチョーセンセー!」
「なんだ、どうした!」
「うんこ、でた!」
あのなあ、エンチョーセンセーは君のウンコよりカエルのことが心配・・・
「おー、よかったなあ、おめでとう!」
園児たちと年齢が30倍位のじいちゃんのやりとりは、いつもこんなもんだ。
そのじいちゃんの
‘園庭物語’のうち、水撒きは18日のにわか雨以降
一息ついた状態になった。
やれやれである。
というわけでじいちゃんのこの土日は
「木曽川町盆踊り大会」(小雨決行だ!)の準備と本番、そして空いた時間に
似顔絵の駆け込み仕上げで明け暮れる予定だ。
朝食後、
食卓をアトリエに場面転換・・・絵は8月生まれのセンセー、月曜日提出締め切りだ。
どっちみち我が家のダイニングはいつも都合により変身する。
飾り棚は
マイセンや
シベリアや
沖縄の工芸品を押しのけて、現在
“秋田みやげ展示コーナー”になっている。いいなあ
“稲庭うどん”!
10時、木曽川庁舎駐車場に
盆踊りのやぐらをセット。
午後
本部をセットして、3時ごろいったん家に帰る車の窓に
雨粒・・・今夜どうなるんだろう?

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