アラブ世界の激動、
ニュージーランドそして
宮崎・・・この間ブログ上では
「カメラがどうたらこうたら」なんてことばっかりに気をとられていたかというとそうではありません。
カメラの問題が解決された今申し上げますが、私だって
激動でありまして、保育園の「第三者評価」の“対策準備”に出向いてくださった
法人本部の上司に、
「会議の最中にしょっちゅう携帯電話がなってやり取りが行われるのは、失礼だ!」
と、やってしまったんです。もう、年だけは誰にも負けないから、上司であろうと先輩であろうと見境がなくなっている。だから同席した
同僚が怒りましてね、
「エンチョーセンセーだって、もっと失礼なことをやっている!」
と、泣き出してしまったんですよ。せっかく出向いてくださった上司になんということを言うんだ!ということだったのでしょうね。
家に帰ったら女房殿が
「ケータイ忘れたでしょう、充電器でピカピカやってるよ」
情報網を駆使して大きな緊張感の中で大きな法人を運営している人と、一つの施設の運営さえろくにできずに、
情報網なんて家に置いてきて一向に差し支えない人間とでは、ルールもマナーも違って当たり前なのでしょう。
私今、中日新聞で小説
『親鸞』を読んでいますが、もう施設運営なんていう現実世界から「あちら」の世界に移住する時機なのかもしれません。
それにしても、会議中のケータイよりも失礼なこと・・・私、何やっているんでしょうねえ・・・この顔ですから、
存在そのものが「失礼」なのかもしれない。
という些細な話はさておいて、まず
宮崎であります。宮崎から久しぶりに電話がかかったのであります。
「わー、エンチョーセンセー! 電話に出てもらえて、うれしいワー!」
若くはないけど
女性です。しかもすこぶる元気がいい。
「やあ、宮崎、大変だねえ、にわとりとか火山とか」
「そうよ、もうあっちこっち大変! でもそれより今はきんかんがおいしいのよ!」
わかりますか、この会話? じつはこの女性、宮崎の
「なんたら食品」という会社、つまりどうも
かんきつ類の流通会社の社員さんのようなのであります。
最初電話を受けたとき、まあなんとなれなれしいといおうか、昔から私を知っているみたいな口ぶりで、それがまことに明るくておおらかで・・・
天孫降臨の地にはこういう人が住んでいるのかと、このひと
アメノウズメノミコトみたいな顔してるんじゃないかと思わせるような・・・あっけらかんとしているんですねえ、まことに。
アメノウズメってどんな顔か知らないけど、とにかくこの
お日様のような明るさが宮崎なんだろうと思って、最初の話に乗ってしまったのです。つまり
「日向夏」という、ま、みかんみたいなものを買ってしまったんです、電話一本で!
女房殿なら決して買ってこないような値段でしてね。しかし相手にしてみりゃこんなアホなおっさんがおるから宮崎県の産業もなりたつんやと、そんな風に思ってるんでしょうねえ。で、電話の向こうでいつもアハハハと笑っている。
今回は
「きんかん」なのだそうで。
「おいしいですよ、名前は“たまたま”いうんですよお、はははは!」
なにがおかしいのか知らないけど、その明るさにまた釣り込まれて、買ってしまった。
センセーたちのおやつ用と家用に、
2kgも!
粒がやたら大きい。
房総のびわのあの丸さ! そして甘い!
「きんかんは薄っぺらい皮しか食えんからなあ、中身はすっぱい」
「うちのはガブッと食べれます」
「全部食えるんかね」
「種は出します、ハハハハ」
世の奥様方よ、
団塊の世代以前の旦那には買い物などさせないことです!
世界の大事件を尻目にこんなことばかりしているのかというと、決してそうではありません。
きんかんを買ったのだって
「宮崎を元気づけよう」という意識が少しはあったのだし、少なくともあんなに大変な状況の中でおばちゃんの笑い声がちっとも変わっていないことにやや感動したせいもあったのだし・・・ははは、ほんとかなあ?(あのおばちゃん、どんな顔してるのかなあ、太ってるのかなあ、やせてるのかなあ・・・)
それよりも、
アメンママさんの娘さん・・・あの
エジプトから必死の思いで脱出されて、今はお母さんのもとで心を癒しておられるとか。
その娘さんが
新聞社の取材を受けられたそうなのです。
若い女性が、人と人の間の見えない絆に守られながらも、自力で窮地を脱した様子を、新聞記事でみなさんに知ってほしいですね。
ただし今や話題は
リビアに移って「カダフィ」だし、
ニュージーランドではおおぜいの日本人が罹災されて・・・
話題性で記事になるかどうかというところのようですが、ニュースというより身近な人の体験談として取り上げられるといいですね。
そういえば私の娘が言ってました。
「私、ちょっと前に1週間ぐらいクライストチャーチにいたんだよ」
「いたんだよ」って、うちの子どもたちは、どこでどうなるやらというようなことをいまだにやっている・・・ま、
3人いるから1人ぐらいいいか。
私はせいぜい国内で、こんなことを細々とやっています。
保育園で
「こどものための人権教室」を開きました。というより、
法務局と人権擁護委員さん方に開いてもらいました。思い通り、すばらしい会になりました!
これ、
アンパンマンと同じ
やなせたかしさん作のキャラクターだから、超人気です!
保育園の階段は
「ステップアップ・ギャラリー」、エンチョーセンセーの絵までかけたりして・・・
せこいなあ。


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