こんなことばっかり書いていると、それこそ
「あほ」と思われそうだから、
最終回にします。
まったくおいしい
横川の峠の釜飯を食べて、本を読んでいたら、奇跡的に列車が動き出しました。ホッとしてうつらうつらして、ハッと目を覚まし、どこまで来たんだろうと外を見たら、
新横浜の駅に止まっている。ずーっと。
定年が近そうな車掌さんが、私が悪いわけじゃないんだという気持ちを抑えかねつつ、何度も何度も
おわびのアナウンスを入れるんです。そのおかげかどうか、やっと
小田原にたどり着いたけど、また立ち往生・・・。
結局
名古屋に着いたのが午前3時半・・・こんな時間にどうするんだと定年間近の車掌さんに聞いたら、ホームに
「休息列車」を用意するとのこと。お金持ちはタクシーで帰るんだろうけど、そうはいかない我々にはありがたい。そこで、こんなときにしか乗れないとばかりに、
グリーン車に先を争って駆け込む。
そして
5時半までボーっとしてやっと新幹線を離れ、
東海道線の1番列車に乗り込む。満員ですよ、タクシーに乗れなくてくたびれ込んだ人たちで。まあしょうがないけど、思えば
約9時間新幹線に乗っていたことになります。
「どこが夢の超特急だ!」と心の中で叫んでいたら、
特急料金は払い戻してくれました。せめてもの慰め、です。
というわけで、なんで「あほ旅」だったのか、分かっていただけたでしょ?
こんな写真で締めくくりにします。
生まれてはじめてのグリーン車です。

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