「かみなり、こわい!」
「こうやって おへそかくせば だいじょうぶなんだよ」
「まえ おへそだしてねてたら こんなふうになったよ ほら」
「とられたの?」
「ううん とられなかったけど こんなふうになった」
お帰りの
下駄箱前、真剣な会話が交わされる。
“おなかを出して寝ていると、雷さまにへそをとられる”
子どもたちの会話から、
想像力豊かで健全な“日本の家族”健在を知り、じいちゃんはほっとする。
空が
ピカッと光ると、お母さんにしがみつく子もいる。かばんもくつもあるし、お母さん、どうやって傘をさしていくのかなと心配になる。
園庭の
紫外線よけネットが、雨の重みで限界まで垂れ下がっている。
2,3日前はこんなに役に立っていたんだけど・・・
“寝冷え”と言う言葉がいまもあるんだろうか?
こどもたちよ、くれぐれも
「へそ、とられるなよ!」

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