さてその「木曽川方言調査」の件ですが・・・
私はただ尾張弁を母国語(!)としてステージに引っ張り上げようとしただけなんです。英語を押し付けられていたフィリピンにおけるタガログ語運動のようなもんです。
私は「地方分権主義者」でしてね。東京弁で「地方創生」なんて言ってもらうと「地方はそうせい!」と指図されているような気分になるんです。その前に大阪弁や名古屋弁やカゴンマ弁や津軽弁で「あーだこーだ!」言い出さなきゃいかん!と・・・
それで30年以上前からミニコミ紙やらなんやらで『尾張弁ニュース』やら『尾張弁講座』などやり続けてきたんですね。こんな風に・・・
そりゃあ一時は「体系化」も考えましたよ。でも、何事にも中途半端な私にできるわけがない、いつも「漫談」で終わっちゃうんです。
ところがそれに目を付けた若者がいた。大学・大学院で「言語学」の研究を重ね、30代にして大学の先生になってしまった有為の青年、それが都合の悪いことに一宮出身でしてね。まちがって私の尾張弁漫談に興味を持ってしまった。その結果が昨日示した「木曽川方言調査打ち合わせ資料」・・・
いいですか、8月に「国立国語研究所」「愛知県立大学」の先生や学生さんたち20名もの調査団が一宮に押し寄せてこられるんですよ! 教授、特任教授、講師・・・!
いいですか、土佐、出雲、八丈島、隠岐の島、宮古島など全国の方言分布の中に「木曽川町」が位置付けられて・・・いいですか「木曽川町方言」の調査なんですよ・・・
ん? あ、そうか、わがふるさと「木曽川」の言葉が、日本の言葉の海の中に浮かび上がるのか! 「母国語」として日の目を見るのか!・・・そう、考えればいいんだ!
(わたし、考えをまとめてから書くというより、書いているうちにどうにかなっちまう方なのです。読んでいただく方には申し訳なく思っています)
というわけで、若い学者さん二人と一宮で打ち合わせをしましてね。私のことだから楽山さんで飲みながらですよ。んで、なんかその気になってしまいましてね。ましてやお二人からお土産までもらってしまった!
さすが若い人、中は!
これはもうやるしかないわけでして・・・でもそんなこんなしている時に「人間ドック成績表」が届いたんです・・・
しかもですねえ、何の検査でバレたのか「総合所見」に「過度の飲酒はひかえるよう」と書いてあるんです!! 問題は、8月まで生きながらえられるかどうか、ですね。

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