秋−っ! 我が家は金色の海に浮かぶ舟!
庭はまさに借景庭園!
よそ様の田んぼのおかげでこんなに豊かな気持ちになれる幸せ・・・極楽
この幸せが失われないようにと、もし田んぼを買おうものなら・・・借金地獄
貧乏人の幸せははかないものなのだ・・・なんて思いに浸っていたら、従弟が「木曽川の落ち鮎」を届けてくれました!
土用の鰻よりも、私はこの落ち鮎を食べることに幸せを感じます。
子どもの頃から馴染んできた郷土の風物・・・宝物、誇らしい。
「秋風が吹くと鮎が落ち始める」という言葉をご存じですか? 木曽川町近辺では誰もが知っています。え、鮎がどうやって秋風を感じるのかって? そりゃあもう・・・私も小さい時、真剣に考えたことがあります。結論は「人間と鮎は違う」ということです。
とにかく秋風が吹きはじめたことを感じた鮎が木曽川を下り始める。そしてうちの「在所」でもある一宮市北方町の大日あたりで産卵するんです。この時期には木曽川の堤防上で「せり」が立ちましてね。おやじについて毎年行っていました。
鮎は夏の魚だ、こんな時期の鮎なんてやせっこけて色も黒くて、旨くもなんともない? 余計なお世話です。私たち木曽川人間は「鮎の物語」をかみしめ味わうのです。
と・・・秋はいいですねえ。秋の風物、風景、大事にしたいですねえ。

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