退院後6日間、連続でお仕事に行っています。ちょっと疲れました。
フツーの人には当たり前のことでしょうが、なんせ「病み上がりのおじいさん」だから。
おなかの中に異物が入ってることを意識しながら動くからでしょうなあ。でも、毎日家に帰ってホッとしながら、心地よい疲労感を感じていますよ。
なぜかというと、子どもたちに絵筆の使い方など「基本」を教えるんだなんていって、じゃあ何をするかでけっこう悩んだけど、これがけっこう受けたんです。
私が描いた絵を白黒コピーして、この上で絵筆の太さなどを使い分けるという練習をしたんです。その「成果」が前回もお見せしたこれ。
実はお母さんたちも参加してくれましてね、描き終わって、
「絵を描くなんて何年ぶりかしら」
「なんか、あっという間に作品を仕上げた気分!」
「私の絵って感じ!」
子どもたちも、苦労して筆を動かして、仕上がった自分の絵を見て喜んでいる様子。注目してほしいのは、竹のザル、焦げ茶色でふちの細い竹紐を塗っているでしょ? これが低学年・幼児にはむつかしい。描き終わってホッとした表情でしたよ。
「じゃあ今度は、広いところをベターっと塗ってみよう。ほら、お空の青いところ。できた人は赤い屋根、窓を塗っちゃわないように、細い筆を上手に使う」
「じゃあ今度は、雲を描いてみよう。太い筆でサーッサーッと一筆書き」

(コピーの関係で雲が消えてしまっていますが)
子どもたち、けっこう長時間集中しましてね、ブツブツ言わずに。
上がライプチッヒの駅、下がプラハのホテルからの景色・・・いずれも現場で座り込んで描いた絵でしてね。左の方に空白部分があるのは、左手でスケッチブックを持っていた、つまり左手の指の下だったところ。
つまり、臨場感というか追体験というか、そんな雰囲気が味わえるんじゃないかと・・・こんな程度の絵で、そんなことはないか・・・
これに懲りずに、つぎはこの塗り絵を強制するつもりです。
今日は、似顔絵の注文がどんどん出てくる北方きた子ども館です。

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