今年の
なつまつり、和光会本部の協力で
盆踊りの「やぐら」ができるというので、センセーたちの張り切りようときたら、それはそれは大したもの。
園児たちもみーんなで
ちょうちんなど作って、あんまりみんなががんばるものだから私までわくわくして・・・ところが、いじわるなのは天気! 朝から時折
雨がぱらつく空模様。
「ちょっと、気象庁になんとか言ってよ!」と、筋違いな声が飛び交う。
昼近くなって「雨を前提に、ホールで開催する準備をしよう」という意見も出始めるが、二人の主任が
最終決断、
「雨はふらないことにして、園庭で行う!」ということになった。それっとばかりにちょうちんを飾ってみると、雨など降りっこないという気になるから不思議である。
結局は気象庁の
‘優柔不断’な天気予報にセンセーたちの
信念が勝って、開始時刻以後は
一滴も雨が降らなかったから、すごいというほかない。こういうとき、女性は
神がかり的な力を発揮するのだなあ・・・センセーたちが
巫女さんのように見えた。

本格的やぐらの上には
浴衣姿が鈴なり!
通常お迎えのピークを迎える4時半開会にしたことが功を奏したのか、
お父さん、お母さんの参加も多く(浴衣姿で!)、
卒園児たちも「わがもの顔」に園庭を闊歩している。
ご近所のみなさんもおおぜい集まってくださって、盆踊りの腕前を披露してくださった。
「炭坑節」「郡上節・かわさき」「もったいないばあさん」という選曲が功を奏した感じである。
金魚すくい、スーパーボールすくい、うちわ作り、シャボン玉づくりなど
「おみせやさん」を大盛況。200匹限定、300個限定といっていたのがどうなったのか・・・「金魚が一匹もいなくなった!」なんて声が聞こえたような気がする。
「ジャンケンコーナー」という不思議なコーナーもあって、こんな、
不思議なおじさんが二人、こどもたちを相手にずーっとジャンケンをしていた。まったく・・・。
センセーたちはみんなこうやって
表舞台に出て行ってしまって、なんと無責任にも、
放送係がいない。「放送係は私です」と言っていたのが、じつはジャンケンおじさんの一人なのだ。
主任さんの「エンチョーセンセー、時間です!」という一声で、そのとき
偶然事務室にいた私が放送係という羽目に・・・せっかく浴衣を着て、やぐらの上で踊るつもりでいたのに、ついに私は
「うぐいす爺」にされてしまったのである。
しかし、これでは済まされない。
写真をとらなければと園庭に出て、やっとの思いで「炭坑節」と「かわさき」を踊ったぞ!
エンチョーを何だと思っているのだ!

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