【3連休】
お盆、
夏休み・・・登園児がめっきり少なくなるこの時期に、センセーたちは公休を取り合ってそれぞれの
夏休みを‘つくる’。12日だったか、センセーたちに言われた。
「こどもたちも少なくなるし、私たちも順に休みをいただくから、エンチョーセンセーも休みゃー」
町長時代、職員に言われたなあ。
「職員はこの時期に代わり合って夏休みをいただくから、町長も休んでください」
「休みゃー」とは響きが違うが、同趣旨なのだろう。要は
「率先垂範」、言い換えれば
「気が引けるから」ということだ。みんなまじめなんだなあ。
というわけで13日金曜日、めでたくお休みをいただいた。
3連休「1日休んでもまだ2日!」・・・まるで宝くじのコマーシャルだ。(それにしても、いきなり3連休ということになってもほとんど差し支えがないなんて・・・
影が薄いんだなあ)
ま、影と頭はもともと薄いんだからと、この夏休み、差し迫った問題
「お絵かき」にあてることにした。
保育園児の姿を描こうと思っているから、これは絶好の休日ということになる。
【自由研究】
その「休みゃー」の12日、園児の
お兄ちゃんがお母さんに伴われて私のところにやってきた。夏休みの
「自由研究」の勉強がしたいという。小学校1年生・・・見上げたものだ。いや、実際に背も高い。
テーマは
「保育園で集めているペットボトルのキャップが、どうやってワクチンに変わるのか」だという。眼のつけどころが良い。きっとお兄ちゃん、お母さんについて弟を迎えに来た時、門のところでキャップ収集箱を見て関心を持ったのだろう。この
観察眼、この
好奇心が人を成長させるのだ!
こんな小学生の訪問を受けて、私はワクワクしてしまった。
実は私は小中学生の頃
「自由研究の山口」と言われていたのだ(言われていなかったかなあ?)とにかく普通の宿題はまともにやっていったことがないくせに、自由研究には凝っていたのだ。先生だって期待していた。だから
「夏休み日誌」など空白だらけで、天気も調べてなかったけど、大目に見てもらっていたのだ。
話は長くなるが、
蝶々を採りに、愛知県から
金華山にだって来たのだ。
ギフチョウこそとうとう見つけられなかったけど、
クロアゲハを採ったし、
クマゼミがさなぎから孵るところを全部ずーっと観察したことだってある。なんせ川で泳ぐ以外になんにもすることがなかったから。
海に行って
海草を採りまくって標本にしたものなど、卒業後も
理科室に展示してあったくらいだ。
ガンドウ(だったと思うけど)をぶら下げて植物採集をやって、新聞紙にはさんで押して、標本をいっぱい作ったなあ。
そんななつかしい自由研究を、小学校1年生がやるというのだ。しかも、私と違って
着眼点が高度である。
国際的なのだ。すごいなあ。
ペットボトルのキャップは梱包材の原料となる。したがってお金に換えられる。これをさる
NPOが仕切って、
ラオス、カンボジアなどの恵まれないこどもたちが
「はしかワクチン」などの予防接種が受けられるようにと運動しているのだ。
ワクワクしながら小学生の質問に応じた私は、結局「そのNPOが
岐阜県民ふれあい会館の中にあるから行ってらっしゃい」とアドバイスしただけだったが、なにかこう「達成感」を感じたなあ。いやあ、
子どもは未来だ、希望だ!
【お絵かき、そしてごっつぉー】
というような夏休みは、これを書いているうちに暮れようとしている。
この休みの成果は、
絵がこれだけ進んだこと・・・
それにしても芸術的じゃないね。
似顔絵だね。抽象画じゃなきゃ絵じゃないと言う人が多い、といわれる一宮・・・これじゃなあ・・・と思いながら、いつ仕上げようか。
絵のほかにも休みらしさはある。これから帰ってきた息子や娘とと食べる
「お母さんのごっつぉー」だ。なにしろ
鳥取の魚市場で仕入れてきたネタだから!
それと、この長い文章・・・3連休ならでは、だ。

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