女房殿が「おんさい広場」で買ってきた桜が「もうすぐ春!」じゃなくて「もう春!」を告げています。
朝風呂と床屋で潔斎して、桜に見守られて似顔絵を描き、午後「ののはな太鼓」と「志多ら」の競演を見に、いや聴きに、いや体感しに行きました。木曽川庁舎講堂です。

行ってみたら「来賓」ということになっていて、ご挨拶までさせていただいて・・・ありがたかったんですが、志多らの迫力シーンの「盗撮」ができませんでした。目立っちゃいますからねえ。
今や全国にその名を文字通り轟かせている和太鼓集団『志多ら』、実は私、非常に古いファンなのです。
町長になったばかりの頃、奥三河・東栄町の町長さんからこんなお話を聞きました。
「うちの町の廃校になった小学校で若者たちが合宿し始めた。プロの和太鼓集団を目指してそれは激しい練習をしている」
「文化の種まく人」じゃなくて「文化の種をほじくりだす人」を目指していた私は、すぐ東栄町のその小学校を訪ねました。
若さも若し! 太鼓を打ちながら走り回ったかと思うと、校舎の窓わくにピョンッととびのったり! そのシーンが忘れられなくて・有名な「東栄町花まつり」にも出かけて、伝統の祭りに溶け込んだ彼らの演奏を見て泣いちゃったほどなんです。みーんなに見てほしくて、木曽川町に来演してもらったこともありました!
開演前に控室を訪ねたら「あ、町長さん!」「山口さん」・・・そんな当時からのメンバーがなつかしがってくれて・・・泣きそうになっちゃいました。
4月に新城、8月に一宮で公演があるというから「絶対行くぞ!」と、日程表も見ずに思ってしまいました。
その演奏を写真で伝えられなくて残念ですが、記念にDVDを買ったから、いつかきっと見てもらいます。あ、そんなことより8月の一宮での講演、近づいたら予告記事を書きます。見に行きましょう!
「ののはな太鼓」が後回しになってしまいましたが、こちらも大迫力集団に育っています。演奏の中に指導者のみなさんの「力」を感じていっそう感動します。リズムが心地よく体に響く! 演奏がどんどん成長している!
演奏終了後一宮名鉄百貨店で「写真展」と「絵画展」を鑑賞。

まるで「文化の日」になってしまったこの日の夕餉のテーマは「春」・・・鮒味噌、筍、蛍烏賊、なぜか豚肉・・・おんさい広場の桜を食卓に移して、余韻を楽しみました。


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