小信中島在住の彫刻家、
櫻井真理(まこと)さんの展覧会を見に行きました。
「日彫展」です。すばらしい作品群の中で、今回の櫻井作品はまことにかわいい、愛情あふれる作品でした。それもそのはず、ご自分の
お二人の娘さんがモデルなんです。
非常に
簡潔な線(面?)で子どもらしさが表現されていると感じましたが、私の評はあてになりません。以前から、40才台という若さで
円熟味を感じさせる作品を作り出されることに感心していたのですが、源泉は
「生命に対する希望と信頼」ということなのかなと、勝手に解釈させてもらいました。
さて同じ愛知県美術館で
「生活と芸術―アーツ&クラフツ展」をやっていたので、こちらも見てきました。イギリスで生まれた運動の世界への広がりを、作品によって紹介するダイナミックな展覧会ですが、その中で私が一番興味を持ったのが、
日本の「民芸運動」の紹介展です。わからないくせになぜか好きな
河井寛次郎はじめ、
濱田庄司、バーナード・リーチ、棟方志功などの、貴重な(と思うけど)作品が数多く展示されています。一見をお薦めします。
蛇足・・・美術館の売店で、
卵を煮る(焼く?)だけの民芸風陶器
「エッグベーカー」を買ってきました。卵をポンと割り落としてコンロにかけるだけでいいというけど、大丈夫かなあと思えるような、けっこう
不思議な器です。(今夜試そう!)


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