毎年大晦日になってようやく「今年も何ってこともなく済んじまったなあ」ということに気づきます。女房殿がズバリ言いました。
「お父さんもいい加減いろんなしがらみを捨てて、これがやりたいってことに専念できるようにしたらどうやね」
さすがですなあ。私がやってること全部が、中途半端でろくなもんじゃないってことを見抜いているんですなあ。しかも仏壇や神棚の掃除をしながらですよ。
そういえば「誰のご先祖様じゃー」なんていいながらお墓掃除にも行ってましたなあ。それに引き換え私は年賀状で苦労して、パソコンや印刷機に文句言ってるだけ。
そうか、年賀状も「しがらみ」みたいなもんか・・・いや、そうじゃない、世の中インターネットでつながってるだけじゃないという「人・間」の証なんだ!(むなしいけど)
そうか、中途半端からの脱出か・・・
思えば、町長をやめたら大学の「社会人コース」に入って、なにかの道を極めてみようと・・・思っただけだったなあ。
子どもたちに「これからは広く世界に目を向けなければいけない」と新渡戸稲造先生みたいなことを言ってきて、3人ともそれなりに育ったのに、お父さんは英語すら満足に話せない。そうだ、海外留学だ!「シニア海外協力隊」だ!・・・いずれもガイダンス段階で終わったなあ。
中途半端からの脱出、しがらみからの解放!
まずは公民館長の後任探しか・・・一宮市長選挙もあるなあ・・・
いかん、女房殿は「元町長とかいうことからもスパッと逃げないかんのだわ」と言ってたんだ!
新年の目標がはっきりしてきたぞ・・・「中途半端からの脱出!」・・・でもそう言いながらもう10年経つ。
もっと具体的な目標を今日中に立てよう、「何々をやる」とか「何々になる」とか・・・
そのためには午前中に年賀状の宛名書きを終えよう。

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