あっという間にクリスマス。昔はこんな頃世の中忙しかったなあ。
それが証拠に、お笑いの舞台でもこんな言葉が飛び交っていたっけ。
クリスマス→苦しみます
サンタクロース→さんざん苦労す
ははは、実感こもってたなあ。
「掛け取り」というのがあって、一年分の借金を巡って取る方と取られる方の攻防が大晦日まで続く。逃げおおせて正月迎えりゃあこっちのもんだってやつ・・・商売屋の子だった私には、自分もその中に巻き込まれた現実だった。「正月の餅が買えるか買えないか」って言葉が生きてた。
そんな親の子だから、わが子たちも「たっぷり楽しいクリスマス」ってわけにはいかず、自分たちで段ボール製のステージやマイクを作って、親が仕事を終えるまでパーティーごっこをやっていたっけ。
で、父親としては罪滅ぼしにこんなのを作った。
発泡スチロールの梱包材をそっくりそのまま、顔だけはナイフで加工して、で、色をつけて終わり。今じゃあ豪華クリスマス飾りが百均にだって溢れてるっていうのにねえ。
でもこれ、丸い穴の中に懐中電灯を放り込むと「電飾」になるんだ!
子どもたちが喜んだかどうかというと、実はこれ、今は沖縄にいる次女の部屋のタンスの中に納まってたというんだ。女房殿が掃除に入って「発掘」したんだが、こんなでかいものを20年以上も・・・材料費ゼロのこんなものをだよ。
親も親なら子も子だ・・・時代だねえ。
今夜はこれを飾ろうと思うんだけど、今年はすごいよ。
ミュージカルでみなさんにいただいたプレゼント、花束の花もあっちこっちに分けて飾って。
上の写真のティッシュペーパーの箱の工作は、G5ピアニストのマキちゃんの子、オンタくんがつくってくれたカマキリだ。額に入ってるのは毒蜘蛛と山口さんの顔の絵だ。いいなあ。
ジジババ二人で、こんな素敵なクリスマスの飾りに囲まれて、鍋で熱燗とでも行くか、今年のイブは、ははは。
「お絵かき教室」ではね、「サンタさんはこうやって描くんだよー」とかいいながら目の前で描いてみせてね、こんな絵を。
そうすると、今まで何かを見て描くってことのなかった2歳児まで、サンタさん描いちゃうんだよ。サンタマジックだね。
なんてことをしながら、今年も暮れていくんか・・・

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