ツアー最終日、再び安渡の仮設住宅を訪れ、まずみなさんとラジオ体操をしました。もつろん(もちろん)92歳のじっちゃもいっしょです。
続いて、避難から復旧まで自主防災のリーダーとして指揮を執っておられる公民館長さんのお話を聴き、地元の方が高台からとられた津波襲来の映像を見せてもらいました。
逃げ回る人々が無残にも津波に飲み込まれていくすさまじい光景・・・事前に館長さんが「吐き気がするようななら窓を開けます」とおっしゃった意味を噛みしめ、息をのむばかりです。
改めて被災地に来た意味を思い知らされた一行12名、安渡のみなさんとの別れを惜しみながら、大槌町の復旧状況の視察に向かいます。
前回と今回を比べてみました。

ひょうたん島が港の岸壁とつながった。

町長さん職員さんが流されてしまった役場は一部保存が決まりました。

焼けたり壊れたりした仏様、軒下に整理されて・・・

この防潮堤どうなるのかなあ・・・というところもあります。
最後に、新しく鋳造されたもののまだ仮設のままの江岸寺の鐘を、無力を感じながらも復興への祈りを込めてつかせてもらいました。このころにはさしもの尾張弁もピタッと止んで、誰もが厳粛な面持ちでした。
ずーっとつきっきりでお世話をしてくださった「サンガ岩手」の吉田理事長さん、ほんとうにありがとうございました。
今回のツアーで得たものをどのように形にしていくか・・・一行それぞれが思い出を反芻し噛みしめているところですが・・・
小さくても12人力! みんなボランティア活動の実践者! きっと何かができます!
またぜひ大槌町を訪れ報告します。工房スタッフのみなさん、仮設住宅のみなさんによろしくお伝えください。


0