福幸きらり商店街「鮨亀」さんの握りと酒でぐっすり寝た私、朝早く起きだしてスケッチに出かけましたよ。
大槌漁港に出られるかと思ったけど、復興工事現場は進入禁止、回り道をしていると絵を描く時間が無くなるので、結局工事現場の盛り土とダンプカーを描きました。
絵にならんなあ・・・去年はこんなの描いて作品にしたんだけどなあ・・・
ま、いいんです。スケッチはその時の風景を目に焼き付けるため。
カメラは一瞬、スケッチは何十分も同じところ見てるんですから。
そんなことはともかく、朝食後、東日本復興支援センター『サンガ岩手』さんの「手作り工房おおつち」に出向き、吉田理事長に支援活動の指示を仰ぎました。
責任感に満ちたお話、真実が心に沁み込んで来る・・・なにかこう力が湧いてきて、一行12人、どっとばかりに仕事にかかりました。
一つは全国からの支援物資(「手作り内職プロイジェクト」に必要な布、糸、ボタンなどがいっぱい送られてきます)の整理、倉庫いっぱいの物資を全部外に出して仕分け、再度収納します。
すごいでいかんわ! いっぱいだで!
東京や大阪から来た人たちも共働・・・そのうちの一人の女性が、重量物を持て余してかこんなことを言い始めました。
「男性陣は何をやってるんですか?」「男性陣に入ってもらわないと!」
男性陣はみんなのためにテントを張っているんだ。私は言いました。
「なんのかんの言っとらすとせっせとやっとりゃ、そのうちちゃんと来るわ!」
男性とはそういうもんだということが言いたかったわけで・・・
でも見ず知らずの女性に大きな声でそんなことを言うなんて・・・
半分腹を立て半分反省しながら、私はぷいと倉庫を離れ、除草作業に移りました。
そして世話してくれたツーリストから預かった「花桃」の苗を植えました。
いや、私も実によく働きましてね。力仕事ではまだ負けませんなあ・・・腰が心配だけど。
というわけで、みんなほんとによく働いたもんだから、工房スタッフ心づくしの昼食のおいしかったこと!
口いっぱいにほうばってガツガツ食べる。口から栄養も英気も入るんですねえ。
ということで再び元気いっぱいの御一行様、吉田理事長のご案内で仮設住宅を訪ねます。
それが、町を離れて山の方へどんどん登って・・・こんなところにも仮設がと正直驚いたのですが、こんな風にみなさんの歓迎を受けて感激!
・・・というところでワイファイだかワイワイだかの調子がおかしくなって・・・
ここでまた事前に送った花や「藍」の苗を植えたり、プレゼントの交換をしたり歓談したりするのですが、残念ながら明日お伝えすることにします。
今日は出勤で、申し込みがあっという間に満員になったという児童館で「お絵かき教室」をやるんです。大変だ!

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