三陸鉄道南リアス線は「盛(さかり)」←→「釜石」
前回お世話になった社長さんには会えませんでしたが、今回は被災から全通に至る努力の経過に加えて「全通の喜び」を喜びを語っていただきました。
前回
今回
三鉄は初めてのみなさん、『あまちゃん』体験にワクワクの様子でした。
釜石駅ではJR釜石線の『銀河鉄道号』のPRが盛ん、2歳で鉄道オタクになってしまったというG5ピアニストの息子さんにその模型でもと思ったのですが、まだそこまでは準備ができていないようでした。
私、釜石駅で決心しました。「絶対銀河鉄道号に乗りに来るぞ!」
宮沢賢治のふるさとを訪ねるために新婚旅行のコースを組んだほどのファンですから。
さて今回、バスを仕立ててくれた「花巻観光」さん、太っ腹です。
一行12名なのに大型バスを用意してくれて、荷物を置いてそれぞれ寝転んでもまだ席が余るという豪華なバスツアー、第1日目の終着は「小川旅館・絆館」です。
前回と変わらぬプレハブ仮設、今回も鯉のぼりが元気よく迎えてくれました。
御一行様がお国ことばで感嘆の表現。
「こなへんは節句も旧でやらっせるんやろか?
まんだ鯉ぇーのぼりが泳ぇーどる!」
夕食は「福幸きらり商店街」、大槌町では「きらり」という言葉がよく使われています。
今回
前回は「みかドン」という居酒屋で夕食をとったのですが、残念ながら今回はお休み、一行のうち一人だけ晩酌が必要な私は、「鮨辰」という寿司屋さんに入りました。当然一人で。
孤独な食事で写真も撮り忘れてしまったのですが、ここがよかった!
「おまかせ」というメニューがあり「地元でとれた天然物の魚をそれぞれの味付けで握ります」と解説が付いている。それを注文したら、
「今日はおまかせはできません」
「え、なんで?」
「大トロが入らなくてね。だからできない」
尾張人の私は「おまかせ」なんてのは店のその時都合で出てくるものだと思っていた。それが、いわゆる“看板”がないから出せないというんですよ。なんだか江戸っ子に通じるところがあるようで、うれしかったなあ。
「いよっ、大将!」てなもんでどんどん握ってもらいましたよ。
なんせ丹菊団長から食費補助(一人千円!)が現金で配られたんだ。
「いよっ、団長、太っ腹!」
「白身は何だい?」
「タイにヒラメにクロソイ」
「クロソイって何だ?」
「ソイ、知らないの?」
「知らない」
ってシーンもありましたが・・・非常に満足して小川旅館に帰りました。
さてその小川旅館さん、こちらも太っ腹でして、自分のところで夕飯を食べない御一行様のためにティーパーティを催してくださった。これが愉快でしたねえ。
大阪から来たという「しろうと芸人コンビ」さんが、紙芝居と手品を披露してくれたんです。
偶然泊まり合わせた人との交流、いいですねえ。
このコンビ、1週間ほど滞在してあっちこっちで芸を披露して楽しんでもらうという、れっきとしたボランティアさんなのです。
さて、明日はいよいよNPO「サンガ大槌」さんのリードで支援活動です。
寿司屋さんでおいしいお酒をいただいた私は、部屋に帰ってあっという間に寝ちゃいました。

0