白山小学校の卒業式に出席したよ。
梅林児童館に遊びに来てくれる子たちが、手を振って挨拶してくれた。
卒業生が来賓を迎えてくれた。
その中の一人が私の顔を見てあっ!と言った。反射的に私もあっ!と言った。
式場に入ったら、一人のお母さんが私の顔を見てあっ!と言った。
なんだ、沖ノ橋保育園の卒園児じゃないか! 大きくなったもんだなあ・・・
数えてみると、私が園長になった時その子はもう年長さんだったことになる。
その子の写真を撮ったよ。
どうだい、りっぱだろう?
なにしろこの前の記憶が「年長さん」だからなあ・・・
とてもうれしい気持ちで児童館に帰った。
午後は「ドッジボール大会」だった。
参加者がこんなにいっぱい!
やっぱり、卒業式でお別れムードを味わって、なんとなく離れたくない?
それに早く終わって時間がいっぱいだし。
さあ練習開始、人がいっぱい! 大丈夫かなあという感じだ。
こんな風にみんなが別れを惜しんでいるような風景の中で、
じいちゃんもちょっと同じような気持ちになったなあ・・・
実は、みんなと思いっきり遊んで人気ナンバーワンのわかものセンセーが、
4月からは他の児童館勤務になるんだよ。
そしてもう一つ実は・・・じいちゃんもなんだ。
なんせ「相談役」だから、どこで何をするかはまだはっきりしてないが、
いつもいる場所が、ちょっと遠いところになりそうなんだ。
またはっきりしたら伝えるけど、
今日はじいちゃん、みんながなんかしようというと断れなくて、
ビリヤードもやったしカロムもやったしオセロもやった。
最後に映画会のポスターを描いていたら、何人かが集まってきたので、
出血大サービスで色塗りを任せてしまったよ。
せっかくじいちゃんが0.5ミリのサインペンでカッコよく輪郭をとったのに、
みんなでワーッと・・・共同作品にしちまいやがった。
なんてことしてみんなとお名残り惜しんでる風になってしまったけど、
考えてみたら明日は(今日は)『なんでも発表会』なんだ。
よし、みんなに真似できないようなとびきりアホなことをやって、
みんなの思い出の中に、じいちゃんがいやでも残るようにしよう。
これはないしょだ。ばれると「やめてください!」と言われそうだからだ。
でも「町長がそんなことやるなんて聞いたことがないからやめてください」
と言われてもミュージカルに出演してしまったじいちゃんだ。
きっとやるだろう。お楽しみに。

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