私もそこそこ
芸人だが、これには負けた。
わが
沖の橋保育園の節分のひとこまである。
朝から様子がおかしい。行事担当者が「園長先生、10時過ぎにホールに来て、園児に
鬼のお話をしてください。
私たちはいませんから。」・・・私たち、いなくて、
豆まきどうするんだ?・・・話し終えて、間が空いてしまって、こどもたちも鬼が出ることを知っているから、そわそわし始める・・・と!
鬼が5人?五鬼?、乱入してきた。そうか、
係り全員、鬼になってしまったのか・・・その凄まじさ、意外さに、こどもたちは大混乱、年長まで泣いて逃げ惑っている。
豆をぶつけて、やっとの思いで鬼を追い出して、「さあもう大丈夫だよ、鬼さん、行っちゃったからね。」と慰めていると、わっ、
また鬼が襲ってきた!・・・という念の入れよう。ま、鬼がおそれられた分、子どもを守る役の先生の株が上がったということになるが、結局は
停戦和睦記念撮影!

それにしても、すごい鬼だなあ。
さて悪夢のような時間が過ぎ去った後は、
名物「鬼ごはん」・・・鬼を食べてしまおうというので、用意された材料で、食器の中に鬼の顔を作るのだ。

これが私の
傑作・・・ははは、平和だ、きっと
美しく豊かな春が来る・・・という
節分のお話しをしたのだが、
誰も憶えていないだろうな。

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