さて、いよいよ
なぜ群馬県に木曽川か?であります。
すごいですねえ、わくわくしますねえ。
【前置き】
私、うちのお寺さんからこんなことを聞きました。
「お宅のご先祖は源氏の落人ですよ」
え!と思いましたねえ。落人といえば
平家が相場だ。
“源氏の落人”・・・勝ったのに落人なんて、なんか
弱そうでだらしなさそうですよねえ。
ところがですよ、今回、この「銘酒・木曽川」のおかげで分かったのであります。
負けた源氏がいた・・・
源義仲です! 従兄弟の
義経に滅ぼされたあの木曽義仲です。
なんかこう、いきなり
ロマンになっちゃいましたねえ、歴史ロマン。
【ロマン】
この
義仲の残党が上州北橘村に落ち延びた(残党の伝説はそこいら中にあるようです)。詳しいことはまだ調べてありません。でも、異郷で耐え忍ぶ生活・・・察するに余りあるわびしさの中で、見慣れぬ土地の
見慣れぬ川を「木曽川」と名づけて、
故郷をしのんだ・・・私、わかるような気がするんです。
私にとって歴史とは、学問ではなくロマンなのです。
郷土の偉人を一生懸命顕彰してきましたが、あれ、全部ロマン。
一豊なんてその典型。私が書いた一豊ミュージカルの題名が
『風雲黒田城―行け!一豊くん』なんだから。学者は「一豊くん」なんていいません。
【もう一つのロマン】
これもちゃんと調べていないんですが、
義仲の家臣はみーんな
「山口」か「今井」なのだそうです(あくまでも聞いた話です)。
私は山口、そして!銘酒木曽川のラベルをごらんください。
「場造酒井今 元造醸」とあるではありませんか!
私とこの今井さんは源義仲の残党の子孫・・・ロマンではありませんか・・・。
私、
群馬県の木曽川を訪ねます。いや、
お酒を飲みにいくんじゃなくて、
歴史ロマンを訪ねるんです。忙しい忙しいと言っていながら、こういうことはやるんです、私は。
ちなみに銘酒木曽川、
ふくよかな味と舌触りと香り・・・銘酒ですなあ。

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