間引いていく世界観 文化交流誌 #44  文化交流使

6月も半ばになりますが、今年のヨーロッパは例年よりも蒸し暑いと思われます。

レーゲンスブルグでもバーべキューでモクモク(笑)

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さて、5月25日に初演を迎えたシアターレーゲンスブルグ・ダンスとの創作。

ここでは若手ダンサーが振り付けする企画で、私は4名の振り付けで3作品に関わりました。

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創作ペースはゆっくりでしたが、劇場に入ってからはグッと締まって4日連続通しリハ。参った(笑)写真は公開リハの模様。

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ところで、太鼓には西洋のリズムという概念にはない=表面化されない音が多々あります。いわゆる、情景描写や間(ま)と言われるものです。

この独特の世界観はこちらの人にとってはストレスを生みやすく、できるだけ状況や狙いを言葉で伝えていく必要があります。

例え、共演者が日本で育った人(日本人)でも、バレエやクラシック音楽といった概念で教育を受けていれば、同じようにそのプロセスは必要です。

間のある世界。叩かない世界。

一般的にテクニックっていろいろなリズムを叩けるとか、速く叩けるといった「運動性」だけで評価されてしまう傾向があります。

けれど、この「間引いていく世界」がなければ、単なるデカイ音の見世物系太鼓。

なのですが・・・。

劇場で仕込みの際も、作業の進め方や太鼓の特性など些細なことを伝えたくても、その背景となる情報をかなり補って話さないといけないからぶっちゃけ面倒臭い。

結果、自分ひとりでやってしまうか、遠慮しちゃう。これは、外国語ができる・できない以前の問題。

幸い、レーゲンスブルグの劇場スタッフは機転が利く人が揃っていて助かりました。

太鼓は搬入搬出、仕込みやバラシといった作業が他の楽器よりもハードで、私一人で乗り込む現場は周りのスタッフの協力と理解がやっぱり大事。

ステージに立つ者だけでなく、裏方さんとの作業も相互理解。

初演後のレセプションでスタッフが「ex-wifeが日本人だったんだけれど、日本にはまた行きたいんだ!」

だよね!?分かるよ(笑)

本番前の通しリハで撮影し、3日後には印刷されていたプログラム。そこらはドイツなり。

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