「Scatterbrain Influences」
San Diego
テーマ:Tune In, Turn On, Drop Out
サーカスからお届け出来ませんでしたが、早速続きを。
前回の Infinity Gauntlet 記事で深さについて話ましたが、今日はその、ちょっとした深さについて
書いていきたいと思います。
Scatterbrain the Acid Atheist
Infinity Gauntlet と、この Scatterbrain は同一人物。サンディエゴにて Orko Eloheim などと一緒に活
動をしている。このシーンが気になった方は、カテゴリーの San Diego をご覧下さい。
Scatterbrain が影響を受けた人物に、もうひとり Timothy Leary (ティモシー・リアリー)という人を
挙げています。このひとは、アメリカの心理学者で、集団精神療法の研究が認められハーバード大学
で教授になった経歴を持っていた人物。ビート詩人アレン・ギンズバーグが、意識変革について学んで
きたので、その研究について知りたいとリアリーを訪ねてきたそうです。
Timothy Leary (ティモシー・リアリー)- Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A2%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC
1950年代頃から精神医学の世界では意識の問題を解明する切り札として期待されていたLSDを
自ら研究の対象として摂取し、その時の体験から リアリーはLSDを研究に持ち込んだ。
LSDをはじめとする幻覚剤を使って意識革命をすすめ、「既存の体制に服従する生き方を否定し」
なんて書いちゃうとスゴく難しく聞こえちゃうかもしれないけど、要は、国家や社会の枠にはめら
れた価値観を再度プログラムしなおして、人々に高い意識を持たせ、平和な世界をつくろうとして
いたわけです。
しかし、研究する為の出資をアンドリュー・メロン家の女性資産家にしてもらっていたというのは、
少し理解しがたい部分ではある。なぜなら、メロン家は現在もロックフェラー家に次ぐ巨大石油財
閥で、モーガン家やロスチャイルド家などと同じ大財閥だから。リアリーは、LSDを使った精神の研
究から「武器商人や第三次世界大戦を画策しようとする者による歴史の流れを変革しようと確信して
いた」らしいが、その画策しようとする家系の者に出資して貰うなんて一体どうして?といった感じ
だからだ。※「暗黒の木曜日」を引き起こした財務長官アンドリュー・メロンの家系。
Timothy Leary / You Can Be Anyone This Time Around (1970)
VIDEO
Stephen Stills (Guitar), John Sebastian (Guitar)
Jimi Hendrix (Bass), Buddy Miles (Drums)
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80年代に入ると、もっぱらコンピュータの可能性について語っていたようで、結局のところ、
幻覚剤であろうと PC であろうと、その方法や手段はどんなことでもよくて「創造的に生きるた
めの力を強めることや、自分自身で考えるということが重要」ってこと。
音楽もその役割のひとつになるんじゃないだろうか。
こういう人に影響されてる音楽家ってば、深いと思う?
- Blackmood -
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投稿者: deadlyforce
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