2007/1/19

プロフェッショナル 〜仕事の流儀  STAGE


昨日の「プロフェッショナル 〜仕事の流儀」は
マンガ家の浦澤直樹さんでした。
この方の代表作「二十世紀少年」は
まだ、読んでいませんが、
昨年、突然休載されたことはなんとなく耳にしていました。
そして、その休載に多くのファンの方が失望、さらには憤慨していたことも。

番組のなかで「二十世紀少年」を再開するに当たって
読者が求めているストーリー(結末)と
作者自身が書きたいストーリー(結末)に
ズレが生じていることが紹介されていました。

望んでいた展開とは違う→だから、読者は作家に憤る。
なんだかこの流れだけで判断すると本末転倒な感じがしないでもありませんが
こういうことって多々あると思います。

例えば、



このあいだビデオで見た
大川興業「第24回本公演 サバイバーパンク」。
ざっと通してビデオを見終わったときは
「他の公演と比べるとどうも見劣りする作品だったなあ。」
ぐらいにしか思っていなかったのですが
現在、なんだか凄い勢いで後にひいています。

実際、説明不足というか
表に描かれていない裏の部分が余りに多すぎて
どういう物語だったのか理解するのが難しい作品です。
普通ですと、その表に出ない行間の部分は
その前後からなんとなく察することができるものなのですが、
作者がどう考えているのかまるで読めません。

某ファンサイトのレポによると
この舞台、
東京公演と地方公演のエンディングが違っただけでなく
(大まかに捉えると東京はハッピーエンド、地方はバッドエンド)
東京公演初日と第3日目で早くも
新しくエピソードが追加されたり
エピソードの順序が変更されたりしていたようです。
それも大幅に順序が変わっているため、
よく役者の方々も納得したなあ、
と思われるほど。

ビデオの巻末で作・演出の大川豊氏が
地方公演で別エンディングを追加した理由らしきものを語っていますが、
このビデオを見てはじめて
観客の反応に応じて、
舞台が進化(というかむしろ変貌、しかもグロテスク)していく姿を
まざまざと見せつけられたような気がします。
それが果たしてこの作品にとって
好かったことなのか悪かったことなのか…。

確かに東京公演のエンディングは私も
「これで終り?」と拍子抜けしました。
それだけ最初のエンディングは
こちらが大川興業の本公演に期待しているものと違っていました。
たぶん、この実際に東京公演をご覧になった方もそう感じたのでしょう。
そこで、急遽追加されたのが地方公演でのエンディングのように思えます。

そのため、取ってつけたような地方公演のエンディングを観てしまうと
今度は
(観客が望むものと、作者が書きたかったものにズレがあるがゆえ)
観客に受け入れてもらうため
仕方なく2つめのエンディングを作らざるおえなかったのか
と邪推してしまい
そのためいつまでもモヤモヤした気持ちが残ってスッキリしません。

その辺(作家の意図)をちゃんと見極めるためにも
もう一度見直したいと思いつつ、
内容も演技の濃さもかなりしんどいため躊躇中。

巻末のコメントで大川氏は
「観客の目(視点)が(このストーリーにおける)犯人とおなじものになっている」
といったことを語っています。
だからこそ、
救いのある東京公演とは
違うエンディングを望んでしまう
(だからといって地方公演のエンディングも
「こんなん、違う!」なのですが)
自分の内面を突きつけられるようでそれを再確認するのが怖いのもあります。

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