2004/10/20

映画「ヴァイブレータ」  MOVIE


「ヴァイブレータ」、DVDで観ました。

この映画、ダメな人にはダメなようですが、
私は、素直にいいなあと思いました。
特に、川原で朝を迎えた早川玲(寺島しのぶ)の足元に
空き缶が転がってきて、見上げた先に
岡部(大森南朋)の笑顔があったシーンが
凄く好き。ほっとします。
劇中でそういう岡部のことを玲は
「この人の優しさは本能だ」と云っていますが、
まさにそう。
映画の中がとても居心地いいです。
可笑しいからの「笑顔」ではなく、
人と向かい合って自然に現れる「笑顔」の力って凄いです。

東京−新潟の旅を終えて
はじめて出会ったコンビニの前で別れて、
これまでの生活に戻る結末も
あっさりしていて好きです。
「ただあたしは自分が、いいものになった気がした。それだけでよかった。」
寺島しのぶさんの演技を観ていると
ほんとうにそんな感じがします。
夜が明ければ、また吐き戻しに戻るかもしれないけれど
それでもいいかな。
岡部といた数日、たった1日だけだったけど
吐くことがなかった日があったことが嬉しかったように、
一瞬でも玲が自分のことを「いいもの」にかんじたのなら
それはそれでよかったと思います。
人それぞれですが、そういう日が必要な人もいると思うのです。

うん、やっぱりこの映画好きです。
この映画に魅かれるのは
私も玲と同じように心が病んでいるのということなのかもしれません。
でも、心が病んでいることでこの映画が好きになれたのなら
やっぱりそれはそれで良いかな、と思います。
そういうのも悪くないなあって…。
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