2006/4/28

8,90年代邦画ベスト50バトン  MOVIE


先日このブログで書いた
「8,90年代邦画ベスト50バトン」というバトンをやってみました。

私がふつうに映画を観始めたのが1996年の秋からなので
80、90年代の映画、特に80年代の映画はあまり観ていません。
当時は、日本映画というと、
実生活とは縁遠いはずのやくざと拳銃がつきもので
さらに映画の中の空気が湿気を帯びて
じめっとしている印象が強かったため、
進んで観ることはありませんでした。

一応、80、90年代の日本映画で思いつくものを
ざっと並べてみたのですが、やはり少ないです。
おそらく、好きなのに思いついていない作品も多々あると思います。
殆どが、大人になってから観た映画です。
ので、ジブリをはじめとするアニメ映画や
アイドル映画、角川映画など入っていません。

10位くらいまでは、何とか順位らしきものがあったのですが
後になればなるほど、各映画への思い入れも僅差となり
いつ入れ替わっても不思議ではありません。
ご覧になりたい方は、「続きを読む」をどうぞ。




1.「前向きでいこう」(1989年くらい? 墨岡雅聡監督)
「えびぞり巨匠天国」(TBS)で上映されたショートフィルムです。
まともに観たのは1回きりですが、
ベスト1となるとやはりこれがいちばんです。
そのくらい影響が大きかった作品です。

2.「A」(1998年 森達也監督)
これで「もう今後映画が観れなくなってもそれはそれでいいかな?」
と、本気で思いました。
この映画を観て以降、確実に映画を観なくなってきています。

3.「KAMIKAZE TAXI」(1994年 原田眞人監督)
それまでの日本映画は面白くないという固定観念を
完全に吹き飛ばしてくれた作品です。

4.「トラブルシューター Trouble with Nango」 (1995年 原田眞人監督)
でも、一番好きな映画は何かと訊かれると、この作品です。
正義がまかり通らない苦々しさと、主人公の潔さ、
ラストシーンの突き放し方に痺れます。
フィルムの入っていないカメラと、インフォームドコンセプト。

5.「勝手にしやがれ!!強奪計画」(1995年 黒沢清監督)
「勝手にしやがれ!!脱出計画」(1995年 黒沢清監督)
「勝手にしやがれ!!黄金計画」(1996年 黒沢清監督)
「勝手にしやがれ!!逆転計画」(1996年 黒沢清監督)
「勝手にしやがれ!!成金計画」(1996年 黒沢清監督)
「勝手にしやがれ!!英雄計画」(1996年 黒沢清監督)
6本併せて、第5位。
とにかく、この映画はロケ地と主要人物4人のキャラクターにつきます。
凄くゆるい映画ですが、奇跡のような映画だと思います。
いちばん好きなのは、成金計画ですが、
監督みずからが「映画の神様が降りてきた。」
と、語っている脱出計画も素晴らしいです。

6.「しあわせのうた」(1989年くらい? 墨岡雅聡監督)
墨岡雅聡監督の第2弾がこの作品でした。
辛いとき、悲しいとき何度この作品を見直してきたことか、判りません。

7.「東京夜曲」(1997年 市川準監督)
市川監督の映画を観ると、日本に生まれてきて良かったと心から思います。
なかでも、この作品は空気が穏やかで好きです。

8.「修羅の極道 蛇の道」 (1998年 黒沢清監督)
冷え冷えとした空気が怖いです。
誰の心にも潜んでいる狂気や殺意を淡々と描いています。
決して見ていて気持ちのよい映画ではないのに、
どこか惹きつけられるところがあります。

9.「SLANG 黄犬群」 (1999年 小沢和義監督)
何もかもがチープなこだわりに満ちている映画です。
まるで奇跡のようです。
レンタルビデオ店を散策中に、このビデオのパッケージが
「借りてくれ、借りてくれ。」と、念を送ってくるので借りてみました。
頭に仔犬が住みついている人しか好きじゃないと思います。

10.「発熱天使」(1999年 前田和男監督)
人とであって別れを繰り返すだけの映画。
だから、人が旅をするのか…。

11.「ツィゴイネルワイゼン」(1980年 鈴木清順監督)
先にシナリオを読んだときは、正直震えました。
で、できた映画を観たら、あまりのチープさに震えました。

12.「狂わせたいの」(1998年 石橋義正監督)
後半はそれほどでもありませんが、
前半は、メチャメチャ面白いです。
今流行りの言葉でいうとエロ楽しい映画です。
前半だけ何度も繰り返してみました。

13.「毒婦マチルダ」(1999年 松梨智子監督)
バカ映画としてたいへん誉れ高い映画ですが、
よくよく見るとそんなにもバカではないと思います。
劇団「猫のホテル」の方々が大活躍しています。

14.「燃えよピンポン LEGEND OF Blood, Sweet & Tears」(1999年 三原光尋監督)
「KILL BILL」より先に黄色のトラックスーツを身にまとい戦う女の物語。
ばかばかしくていじましい映画です。

15.「ロマンティックマニア」(1997年 サトウトシキ監督)
いったいどこが良いのか自分でもさっぱり判りませんが、好きです。
特にラスト、町田康さんが自転車で駆けていくところが好きです。

16.「陽炎座」(1981年 鈴木清順監督)
この映画はラスト5分。
松田優作さんが、汽車のなかで「お嬢さん。」と、呼びかけるところからが大好きです。
春になると、無性に見たくなる映画です。

17.「愛の新世界」(1994年 高橋伴明監督)
出てくる女の子がみんな可愛くて、見ているだけで元気が出てきます。

18.「三月のライオン」(1992年 矢崎仁司監督)
結末は、あまり好きではないのですが、
背徳な題材を扱っていながら
映画全体を包むやわらかい光のようなものに魅かれます。

19.「赤い犯行 夢の後始末」(1997年 サトウトシキ監督)
「映画は情熱だ。情熱はカメラの後ろにある。」という名セリフを残しました。

20.「大怪獣東京に現れる」(1998年 宮坂武志監督)
これは、「神様」に尽きます。

21.「タフV ビジネス殺戮編」(1991年 原田眞人監督)
原田監督は、1つのキーワードを上手く使う監督だと思います。
シリーズ中いちばん詩的で美しい作品です。

22.「みんな〜やってるか!」(1995年 ビートたけし監督)
北野武監督の作品ではなくて、この作品がばかばかしくて好きです。
ばかばかしいことを詰め込むだけ詰め込んであります。

23.「たどんとちくわ」(1998年 市川準監督)
たどん篇は、それほどでもありませんが、
評判のあまりよろしくない方であるちくわ篇が好きです。
あの、パステル調の色彩感覚が素晴らしいです。

24.「オネアミスの翼 王立宇宙軍」(1987年 山賀博之監督)
一度しか見ていませんが、こんなに面白いアニメがあるのか、と感動しました。

25.「タンポポ」(1985年 伊丹十三監督)
主軸になる物語より、そこかしこに出てくるコネタが面白いです。
時々、伊丹十三監督の新作が見たくなります。
叶わないことですが。

26.「月とキャベツ」(1996年 篠原哲雄監督)
非常に甘ったるい映画ですが、
これがなければ山崎まさよしさんを知ることはなかったので。

27.「海と毒薬」(1986年 熊井啓監督)
言葉にして説明することはできませんが、
この映画の主人公がなぜあのような行動をとったのかは、
判るような気がします。
難しい問題を提起していますが、
答えは頭で理解するのではなく肌で感じるような映画でした。

28.「トキワ荘の青春」(1996年 市川準監督)
…漫画世代なもので

29.「ひみつの花園」(1997年 矢口史靖監督)
大好きな映画なのに随分と後ろに追いやってしまったものです。
主人公のバイタリティに推されて、
「明日もガンバろう!」という気持ちになれます。

30.「二人が喋ってる。」(1997年 犬童一心監督)
劇中歌が好きで何度も観ました。
女の子が元気な映画はやはり観ていて気持ちいいです。

31.「WiLD ZERO 」(1999年 竹内鉄郎監督)
未だ、「ゾンビ」観ていません。

32.「ヨコハマBJブルース」(1981年 工藤栄一監督)
松田優作さん主演映画ではこれがいちばんやるせなくて
切なくて好きです。

33.「てなもんや商社 萬福貿易商社」(1998年 本木克英監督)
手堅いキャスティングですし、ストーリーも決して悪くはないのに
いまひとつ知名度が…。

34.「OLの愛汁 ラブジュース」(1999年 田尻裕司監督)
淡い感じがいいです。

35.「極道黒社会 RAINY DOG」(1997年 三池崇史監督)
香港映画のばったもん臭い映画ですが、
ところどころに観られる切なさにやられちゃいました。
特に海岸から砂に埋まったバイクを掘り起こすシーンは秀逸。

36.「日本殉情伝 おかしな二人 ものくるほしきひとびとの群れ」(1988年 大林宣彦監督)
見世物小屋っぽいいかがわしさが好きです。
このころの竹内力さんは一体どこに逝ってしまったのでしょう?

37.「全身小説家」(1994年 原一男監督)
私は「ゆきゆきて神軍」よりこちらです。
この人が女性にもてるのはなんとなく判ります。

38.「ウォータームーン」(1989年 工藤栄一監督)
ツッコミどころ満載なのが却っていとおしくなってしまうという不思議な映画。
映画自体もかなり不思議。

39.「3−4X10月」(1990年 北野武監督)
だいぶ前に観たので殆ど内容を覚えていません。
始めてみた北野監督の映画がこれでしたが、
当時、「凄いモノを見た!」と、驚いた覚えだけあります。

40.「ワンダフルライフ」(1999年 是枝裕和監督)
音が煩くなく、穏やかで
空気の温度の低いところが好きです。

41.「熱血!二代目商店街」 (1999年 鈴木浩介監督)
年のとりようのない環境ってあるんですよね。
キャスティング、主題歌、オープニング映像、が泣かせます。

42.「Endress Waltz エンドレス・ワルツ」(1995年 若松孝二監督)
この映画はとにかく「新巻鮭」に尽きます。

43.「ジャズ大名」(1986年 岡本喜八監督)
そこかしこに仕掛けられたコネタを見つけるのが楽しい映画です。

44.「変態テレフォンONANIE」(1993年 佐野和宏監督)
DVDで買ったのに、人にあげてしまいました。
その人が観てどう思われたのか、気になります。

45.「夢みるように眠りたい」(1986年 林海象監督)
よく覚えていませんが、観た時は、素直に「面白い。」と思った記憶が…。

46.「青春デンデケデケデケ」(1992年 大林宣彦監督)
のほほんとしたぬるい空気が好いです。

47.「ありふれた愛に関する調査」(1992年 榎戸耕史監督)
奥田瑛二さんのダメ男っぷりに惚れました。
男だったらああなりたい。

48.「岸和田少年愚連隊 血煙り純情編」(1997年 三池崇史監督)
この映画は、強いて云うと「分度器」かな…?

49.「幻の湖」(1982年 橋本忍監督)
人間って面白い、です。

50.「DEAD OR ALIVE 犯罪者」(1999年 三池崇史監督)
この映画は、冒頭のカウントダウンと衝撃のラストシーンが全て。
こんなこと、映画でしてもオールオッケなんだと、言葉をなくしました。

なんとか、50本、書き終えました。
こうして並べてみると、女の子の友情ものとか女の子が元気な映画好きですね。

こっそりやっていることなので
見に来られた方も見なかったことにしてください。

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