2006/2/22

映画「ワースト☆コンタクト」  MOVIE


去年の9月にリリースされたという
「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 マレーの虎」
を借りにTSUTAYAまで出かけたところ、
あいにくその「マレーの虎」は置いていなかったのですが、
新作の棚に、「ワースト☆コンタクト」のDVDが6枚も並んでいてビックリ。
どの店員が、こんなDVD6枚も入荷したのか判りませんが、
投げていますね、商売を。
6枚中1枚もレンタルされていませんし。
その心意気や良し!とばかりに新作にもかかわらず1枚借りてきました。
いや、むしろ喜び勇んで借りてきました。
だって、去年の夏東京の映画館でフライヤー貰ってから

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ずっと観たかった映画なんだもん。

ああ、でもね。
心底映画の好きな人にとっては、おそらく「つまらない映画」です。
ダメな人は全くダメな映画です。
そして、そのダメな人のほうが多いことは火を見るより明らかです。



主演の哀川翔さんは、この映画をもってして
「これが最後の極道役」と極道廃業宣言を掲げたそうですが、
いんじゃない?素晴らしくいんじゃない?
カチッとした極道物ではなく、
こんなへなちょこ映画で最後を飾りますって
宣言しちゃうなんてもうカッコよすぎますよ。

こんなDVDを6本も入荷したTSUTAYAもカッコよすぎます。

…たぶん、この感覚ですね。
こんな映画で極道廃業宣言するような哀川翔さんが好きな人は
この映画好きです、…おそらく。

いろいろなギャグやアイデアが詰まってはいますが、
それが笑いまで一歩届いていません。それはたしか。

ていうか、この映画、観客がただ笑かしてもらおうと
観に行ってもそんなに笑えません。
観客が「なんでやねん!」と、
ツッコんではじめて笑いが成立するような映画です。
なんというか
ツッコミどころ満載といわれる映画は多々ありますが、
これはもう、ツッコミどころ提供映画です。
「どこが宇宙人やねん!」
「にしなり(西成)星ってどこやねん!」
「取引きはどないすんねん!」
「子供、もどって来んがな!」
「葱なくてもすき焼き食うとるがな!」
「こっち(=肥満児)かい!」
と、云ったように。
監督が、観客におもしろう観てもらうために撮ったというより
自らボケ役にまわり、やりたい放題やってる感じがします。
ですので、「なんで?どうして?」と、
真面目に辻褄とか考え出したら、楽しめないかも。
すべてご都合主義といってしまえば、それまでですが
「ご都合主義?別にいいじゃん。やっちゃえやっちゃえ。」
なんてことをこの監督は思っていそうです。

だいたい、物語の発端である
死神と呼ばれる主人公が組の幹部への昇進をかけた仕事が
単なる覚せい剤の運び屋って…。
もうこの時点から、観客が率先してツッコンで行かなくては、
置いていかれますよ。

似ているというと、三池崇史監督の「牛頭」でしょうか?
あれはヤクザホラーコメディ映画でしたが、
こちらはヤクザSFコメディ映画。
ここでは、
「同じ生き物同士で殺しあうのは地球人だけだ」という至極正論でさえ
「あれはヤクザを襲うためだけに訓練されたヤクザ犬です。」
と同レベルの扱いになっています。
あ、そう考えると、「牛頭」の犬のシーンがダメという良識のある方は
この映画も見ないほうが賢明だと思われます。
ご注意ください。

どちらにせよ、映画館という公共の場でおとなしく観るよりも
自分の部屋でツッコミながら観るのに適している映画です。

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