2006/1/21

映画「博士の愛した数式」  MOVIE


今年に入って、はや3週間。
ようやく映画館で1本映画を観てきました。
観てきた映画は
「博士の愛した数式」。

原作は私が最も愛している小説家、小川洋子さんの作品です。



小川洋子さんの作品は、
とても静謐で穏やかな空気を持っています。
そして、何処かに小さな悪意が潜んでいます。
悪意といっても、
普通に生活していている「いい人」のなかにふと生まれる悪意を、
その静かでやわらかい空気に包まれた物語の中に
そっと潜ませています。
まるで、ちょっとしたいたずらのように。

監督は、「雨、あがる」、「阿弥陀堂だより」の小泉堯史監督です。
この監督は、とても折り目正しい映画を撮る方だと思います。
「阿弥陀堂だより」で見せた小西真奈美さんの清らかさや
本作で見せる学生達の素直さ。
博士の物語を聞く生徒たちは無駄なおしゃべりもせず
ただ一心に話に聞き入ります。
最近のテレビや映画の学園ドラマで見られるのざわついた教室は
この映画には出てきません。

できた作品は、人をうならせるような大作でも
深い感動を呼び起こすような傑作でもありません。

泣くような映画ではありませんが、
なぜか涙が流れる、そんな映画でした。

公式サイトに小川洋子さんが寄せていらっしゃるように
「まさに素数のような映画」でした。
難しい数式も美しい数式としてすっと頭に入っていきます。

博士の語る美しい数式は、確かにあります。
高校の頃、数学とはそういうものでした。
単純にただ問題の答えを出すのではなく、
公式と呼ばれるもっとも簡潔な数式を
いかに組み合わることで
答えにたどり着くかを考えるほうがずっと楽しい学問でした。

そういうことを思い出させてくれる映画ですね。

ところで、この映画のフライヤーを手にした時からあった違和感。

クリックすると元のサイズで表示します

寺尾聰=博士
深津絵里=家政婦
齋藤隆成=家政婦の息子ルート
浅丘ルリ子=博士の義姉

と、検討はつくのですが、
吉岡秀隆、は何役?

その答えは映画が始まって早々に判ります。

残念なのは、ごめんなさい、加古隆さん。
サントラがどうにもイメージに合っていませんでした。
この映画と原作の持つ穏やかさに比べ
音楽が荘厳すぎて、重いです。

最近、「私の頭の中の消しゴム」にしろ
「50回目のファースト・キス」にしろ
この後公開される予定の「明日の記憶」にしろ
記憶障害をテーマにした映画が多いですね。

なんでしょう?
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2006/1/25  22:55

投稿者:あゆか

さっそく、チケットぴあで確認したところ
アリーナ席はまだ余裕があるようです。
ただ、お値段が…。

もう少し考えてみます。

2006/1/25  22:27

投稿者:はる

ちなみにこちらです。
http://funky802.com/naniwa/index.php

た、たのしそ・・・。

2006/1/25  22:23

投稿者:はる

小説だと数学の部分はなんとなく感じてただけで、噛み砕けなかったので映画で楽しめそうですね。

神戸、いかれるんですね〜。
雪の中、神戸の往復はなかなかキツイですよね。
同時期のナニワサリバンショー(BY清志郎)にグループ魂が出るので合わせて行っちゃうか!?と思ったんですが、ガッカリな勤務表で全然行けそうにありませんでした・・・。
またもや感想を楽しみに待ってますね。

2006/1/24  23:42

投稿者:あゆか

小説より、数学の説明が判りやすくなっていると思います。

どちらが好きかと考えると、小説のほうでしょうか?

バトン受け取ってくださってありがとうございます。
答えはいつでもいいですよ。
でも、凄く楽しみにしています!

「○maru」は本当に神戸公演のチケット入手が難しくて、ようやく昨日1枚だけチケットを手に入れることができました。
席もよくないですし、これ1本のために神戸を往復するのは、体力的に辛いのですが、今は行ける喜びのほうが大きいです。

2006/1/24  22:38

投稿者:はる

映画化は知ってたものの、小説が好みだったので映画は見送ろうかと思ってたんですが、あゆかさんの感想を見ると映画も見たくなってきました(笑)折り目正しさを味わいたくなりました。

あゆかさん、バトンありがとうございます。
早く答えたいー。のですが、近ごろ筆不精です。答えるのが楽しそうなバトンなので、今度の休みにがんばりまーす。

ところであゆかさん、「ポツネン ○」は行かれますか?
私は○も見送りになりそうです(;_;)

2006/1/22  23:01

投稿者:あゆか

そうそう
小泉監督らしい1場面のなかに
原作者の小川洋子さんの姿があったように思います。

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